2008年04月07日 更新
G投おまたせ!木佐貫8回1失点…第7の男が先発陣初白星

G党はこんな試合を待っていた。“第7の男”木佐貫が力投だ(撮影・浅野直哉)
(セ・リーグ、巨人9−1阪神、3回戦、阪神2勝1敗、6日、東京ドーム)G投の救世主は鹿児島出身の「薩摩隼人」だった。試合後、木佐貫はなぜか直立不動。微動だにせず、喜びをかみ締めた。
「ただいま、です。出遅れてしまったので何とかいい投球ができればと思っていた。きょうはガス欠になってもいいという気持ちで、後先考えずに投げました」
左脇腹を痛め、開幕ローテを外れた“第7の男”が今季初登板初勝利。完投こそ逃したが、8回6安打1失点の好投だ。開幕9試合目にして初めて先発投手に白星がついた。
「阪神に勝てたのは大きいです」。直球、スライダー、フォークボールを徹底して低めに集め、連打を許さない。昨年の阪神戦は4試合で0勝4敗、防御率4.08だったが、苦手意識を消すには十分な内容だった。
宮崎キャンプ中の2月9日、投球練習中に左脇腹の痛みに襲われた。3週間の投球禁止を言い渡され、もどかしいリハビリ生活を送っていた最中に朗報が届いた。3月12日、待望の長女・晴花(はるか)ちゃんが誕生した。
まな娘は夫人の明子さんと実家の鹿児島にいるため、電話での会話が日課。古い機種を使っていた木佐貫が、娘の誕生とともに最新の携帯電話を購入。テレビ電話で成長ぶりを確かめている。
「無反応でしょうけど『きょう勝ったよ』といいますよ」。マウンド上では見せないパパの顔で笑った。
「目標? ボクは大きく20勝といきます。1週出遅れただけなので、何とか狙っていきたいと思います」
上原が力尽き、高橋尚が打ち込まれ、内海も勝てなかった巨人の先発陣に現れた救世主。今年はこの男がG投を引っ張る。
(桜木理)

原監督も熱い抱擁でヒーローを祝福した(撮影・森田達也)
◆好投した木佐貫について巨人・香田投手コーチ
「すごく頑張ってくれた」
★木佐貫裏話…「人からどう思われようと」
木佐貫がこの勝利を届けたかった人が、家族の他にもう1人いる。3月末に現役引退を発表したOBの桑田真澄氏(40)だ。
不調で苦しんでいたプロ2年目。「太陽はありがたい存在だが、夏は暑すぎて嫌われる存在になってしまう」という話をされた。桑田いわく「野球も同じ。調子が悪い(ファンに嫌われる)ときも、人からどう思われようとずっと頑張ることが大切なんだ」。日本に帰国した恩人も木佐貫の力投をテレビで見届けてくれたはずだ。
■ジャイアンツダイアリー
試合前練習で西山バッテリーコーチのノックを受けていた加藤が目を丸くした。「突然でびっくりしました」。テレビ解説で東京ドームを訪れていた北京五輪日本代表の山本浩二コーチが西山コーチからバットを取り上げ、ノックを開始。約10球、加藤に向かってバットを振った。
突然の出来事に驚きはしたが、冷静に? 対応した加藤。山本コーチのノックを難なくさばいて「ノックはノックですから」と得意げな表情を浮かべた。
★上原7日会見
4日に初のFA権を取得した上原が7日、川崎市のジャイアンツ球場で会見を行う。これまで公式戦開催に配慮してFAに関して発言を控えていたが、試合のない日を選んでFA権を行使するかなどについて語る考え。米メジャー球団も言動に興味を示している右腕の発言が注目される。
- 原巨人救った19歳、坂本「打っちゃった」満塁プロ1号
- G投おまたせ!木佐貫8回1失点…第7の男が先発陣初白星
- 巨人・由伸、祝250号V弾2発だ!リーグトップタイ4号
- 広島“7試合分”爆発4発!先発全員安打&全員得点
- 中日・中村紀、本拠地ファンをうならせた!ノリノリ右へ連発
- 西武、339日ぶり単独首位!助っ人が大活躍で5連勝
- ロッテ・西岡、プロ初サヨナラ打!チームは最下位から脱出
- 日本ハム、執念で5割復帰!梨田監督のカツにグリンが奮起
- 日本ハム・中田、無安打も選球眼が成長「よくなってるっス」
- 横浜・大矢監督、先発高崎の乱調にため息…「次はない」
- 高田ヤクルト、今季初の連敗…わずか4安打完封負け
- ソフトバンク和田“復調”も勝利お預け…手術から初先発
- 楽天、3連敗でついに貯金ゼロ…ノムさん「面白い現象や」
- オリックス・清原、左ひざ回復順調!コリンズ監督に現状報告
- 今季初の6戦デーゲーム開催 観客動員も前週を上回る
- 【大学】早大ミスミス初黒星…オープン戦








◆木佐貫の好投に巨人・原監督
「すべての先発投手が、ああいう姿であればと思うぐらいだった。粘りがあり、球種も豊富で、自分の間合いでバッターと戦う力を見せてくれた」