2008年04月06日 更新

楽天・マー君、プロ初押し出し…わずか2日で首位陥落

6回4失点。思い通りにならなかったボールを見つめる田中(右)(撮影・小倉元司)

6回4失点。思い通りにならなかったボールを見つめる田中(右)(撮影・小倉元司)

 (パ・リーグ、西武4−2楽天、2回戦、西武2勝、5日、西武ドーム)そこに「神の子」の姿はなかった。捕手・嶋の打撃妨害で3点目を失った直後の六回一死満塁、カウント1−3から栗山への外角直球が外れる。プロ初の押し出し四球。田中は、ぶ然とした表情で天を仰いだ。

 「コントロールが悪すぎました。ひとりで試合を壊してしまった。全部確認し直して、次にむけて集中するだけ」と今季初黒星に猛省した。力を抜いた投球で低めに球を集めて、球数少なく乗り切る石井一とは対照的に、5四死球で走者を背負い、昨年からの「ピンチに強い田中」は見せられなかった。

 「立ち上がりは珍しくよかったよ。三回からいつもの田中に返っちゃったな」と野村監督。わずか2日での首位陥落については意に介さないが、大黒柱の乱調は気がかりな様子だった。

◆楽天・野村監督

「石井は、ようピッチング知ってるわな。久しぶりに見たけど、うまくなってるよ。誘い球と稼ぐ球をしっかり使っている。打者を誘おうとする心が、十分伝わってくる。ウチの若い打線が手玉にとられたわ」