2008年04月03日 更新
パ頂点は譲らん!ソフトバンク・大隣が2安打に抑え初完封!

完封勝利をあげた大隣(右)は、王監督に笑顔と握手で迎えられた(撮影・山下香)
(パ・リーグ、ソフトバンク9−0日本ハム、2回戦、1勝1敗、2日、北九州)もはやエースの風格さえ漂いつつある。前回登板(3月25日、対ロッテ)でプロ初完投を達成した大隣が今度は初完封。2年連続リーグを制した日本ハム打線に二塁を踏ませず、散発2安打に封じ込めた。
「江夏2世」のニックネーム通り、ゆったりとしたフォームからキレのあるスライダー、直球がうなりを上げる。121球を投げたヒーローは、ハイタッチの嵐に身を委ねた。
「序盤に点を取ってもらい、気持ちが楽になった。球場のことは考えても仕方ないですから」
初体験の北九州市民球場のマウンド。両翼92メートルは投手泣かせの狭さだが、外野への飛球は右飛3つのみ。王監督も「大きいのを打たれる気がしなかった。今、一番安定感があるんじゃないか」と称賛した。2試合での奪三振18は、日本ハム・ダルビッシュ(2試合で17奪三振)を抜き、リーグトップだ。
デーゲームで楽天が勝利した時点でチーム首位に並ばれたが、ナイターで連敗を3でストップし、単独首位をキープした。3日の日本ハム戦(ヤフードーム)は、相手の絶対的なエース、ダルビッシュとの今季初対戦だ。
王監督は順位のことには触れず「明日(3日)は決戦だね!」と気合を入れ直し、バスに乗り込んだ。22歳のルーキー・大場、23歳の2年目・大隣が競い合う新生ソフトバンク。パの頂点は簡単に譲らない。
(三木智隆)
★今季最多15安打9得点に王監督も興奮
ともに今季最多となる15安打9得点で圧勝した。一回に多村がチーム7試合ぶりとなる2号3ランを放ち、その多村、松中、柴原のクリーンアップ全員がマルチ(複数)安打で計7打点と大暴れ。「やっぱり長打は大きい。(本塁打は)欲しかったから」と王監督も興奮気味だった。
★参りました
◆六回にチーム初安打の日本ハム・森本
「あの展開で1本打てたのはよかった。大隣(のボール)は手元で伸びがあった」
◆日本ハム・梨田監督
「左打者へのスライダーがよかった。腕を振っている感じで球がキレていた」
■大隣憲司(おおとなり・けんじ)
1984(昭和59)年11月19日、京都府生まれ、23歳。京都学園高から近大。2005年の全日本大学選手権では1試合19奪三振の大会記録を樹立。07年ドラフト希望枠でソフトバンク入団。今季成績は2試合に登板、2勝0敗0S、防御率0.50。通算成績は10試合に登板、4勝4敗0S、防御率4.38(2日現在)。1メートル75、85キロ。左投げ左打ち。独身。年俸1350万円。背番号28。
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◆大隣の初完封にソフトバンク・杉本投手コーチ
「フィールディングなどにも余裕を感じる」