2008年04月02日 更新

G投エースでもダメ…上原が痛恨被弾、完投するも開幕4連敗

九回、決勝弾を確信した中村紀はガッツポーズ。マウンドの上原は呆然(ぼうぜん)と立ちつくした=撮影・春名中

九回、決勝弾を確信した中村紀はガッツポーズ。マウンドの上原は呆然(ぼうぜん)と立ちつくした=撮影・春名中

 (セ・リーグ、巨人3−4中日、1回戦、中日1勝、1日、東京ドーム)東京ドームの関係者専用駐車場に、野太い声が響いた。本拠地開幕戦を観戦した渡辺球団会長が怒りをあらわにした。

 「オレは知らん!! こんなばかなの。二度と見にこないよ!!」。エース上原でも負けた。05年以来、球団史上3度目となる開幕4連敗に思わず叫んだ。

 最大のライバルと位置づける中日との今季初対決。序盤の3点リードも追加点を奪えない。公式戦では06年10月5日の横浜戦(東京ドーム)以来、544日ぶりの先発復帰を果たした上原が六回、李炳圭に同点2ラン。九回には中村紀に痛恨の一発を浴びた。

 「結果がすべて。コントロールミスもあった。それが本塁打になったんやから…」

 中村紀への初球、甘く入った110球目を悔やんだ。オープン戦では7回が最長。八回を投げ終えたところで尾花投手総合コーチに続投できるか尋ねられ、「投げたい」と即答したが…。

 7三振を奪って1年半ぶりの9回完投も、9安打4失点。「反省すべき点はある。次につなげないとダメ」。3日に33歳の誕生日を迎える上原は気持ちを切り替えた。

 チームも同じだ。振り返っても「開幕4連敗」の現実は消えない。この週末、阪神との3連戦(東京ドーム)を控える。伝統の一戦を色あせないものにするためにも、これ以上の連敗は許されない。

(伊吹政高)

★三回以降、打線沈黙2安打…小笠原「何とかしないと」

 中田の立ち上がりを攻め3点を奪ったものの、三回以降はわずか2安打と沈黙した。一回に先制の中前適時打を放ち、八回二死一、二塁の守備では三塁ベースにダイブしてベースタッチするなど気迫のプレーを見せた小笠原も「1本だけじゃだめだ。もう1本出ていたらピッチャーも楽になっただろう。何とかしないといけない」と反省していた。

★星野監督が上原にチクリ「ストライクゾーンで勝負し過ぎ」

 テレビ解説で巨人の4連敗を見届けた北京五輪の野球日本代表・星野監督は「中日、阪神が勝っているだけに痛いといえば痛いね」とポツリ。上原については「ストライクゾーンで勝負し過ぎ。久しぶりの先発だったからか(直球が)シュート回転しとったね」と分析した。早くも“3強崩壊”の図式となったが「このチームはわからんよ。波に乗ればね」と冷静な口調だった。

★クルーンが日本残留を決断、チーム状況を考慮

 祖母の死去で米国への帰国を希望していたクルーンが「チームがこういう状況ということを考えると適当な時期ではない」と当分の間は日本に残ることに決めた。この日の試合では、登板に備えてブルペンに入った守護神。4連敗中でいまだ登板機会はない。チームを救う出番を心待ちにしている。

★二岡がリハビリ開始へ…故障後初、練習場に登場

 3月29日に右ふくらはぎ肉離れで出場選手登録を抹消された二岡が故障後、初めて練習場に姿を見せた。マッサージやアイシングで約1時間の治療を行った川島トレーナーは「あした(2日)から状態を見ながらトレーニングをしていきます」と説明。上半身中心のウエートトレなどでリハビリをスタートする。

(ジャイアンツ球場)

★迷えるG投に救世主?横綱白鵬がど真ん中ストライク

 大相撲の横綱白鵬が始球式を務め、セットポジションから力強い投球でストライクを投げ込み、スタンドのファンを沸かせた。69代目の横綱にちなみ、背番号「69」のユニホーム姿で大役を終えた白鵬は「ど真ん中で、原監督にも『見事だね』と言われたよ」と上機嫌だった。

■ジャイアンツ・ダイアリー

 「ヤングG」の代表格・林がパパになる。昨年12月にテレビ東京の亀井京子アナウンサーと結婚した左腕に待望のニュース。現在、夫人の京子さんは妊娠4カ月。知らされたのは2月の宮崎キャンプ中だった。
 自身は昨オフに受けた左ひじ手術からの復活を目指してリハビリ中。すでに投球練習を再開し、実戦復帰も間近だ。「安定期に入るまであと1カ月ですね。まずは自分の体をしっかり治して結果を残したい」と父親の自覚を口にした。