2008年04月02日 更新

ベテランパワーで連敗脱出!横浜・仁志が意地の3点タイムリー

こちら横浜の“元G戦士”は…。勝ち越しの3点適時二塁打を放った仁志(左)と工藤は抱き合ってチームの今季初勝利を喜んだ=撮影・塩浦孝明

こちら横浜の“元G戦士”は…。勝ち越しの3点適時二塁打を放った仁志(左)と工藤は抱き合ってチームの今季初勝利を喜んだ=撮影・塩浦孝明

 (セ・リーグ、横浜9−6ヤクルト、1回戦、横浜1勝、1日、横浜)渾身のスイングだった。同点の八回一死満塁。仁志が左翼フェンス直撃の3点適時二塁打。開幕3連敗のチームに今季初勝利を呼び込んだ。

 「本拠地開幕だし、絶対に勝ちたかった。去年も最初のヒーローインタビューに呼んでもらいました。今年は去年よりいい年にしたいですね」

 昨年、巨人から横浜にトレード移籍。2年連続でハマスタでのシーズンお立ち台1号になったが特別な思いがあった。

 昨年、ともに巨人から移籍した工藤が先発。04年8月17日。工藤が200勝を挙げたとき(東京ドーム、ヤクルト戦)も同じグラウンドに立っていたように、この日も工藤の実働27年目の快挙達成を一緒に味わった。

 「4点のビハインドを背負い、何とかしたいと思った。ベテランは常にこのチャンスが最後かもしれない、という気持ちで戦っている。自分もそのひとりですから」

 44歳工藤の背中を追いかける36歳の仁志。ベテランの意地で横浜スタジアム開場30周年の本拠地開幕勝利をつかんだ。

(山下千穂)

★プロ野球最長記録!工藤が先発し実働年数27年

 44歳の工藤が先発で今季登板し、実働年数が27年となり、昨年まで26年で並んでいた野村克也捕手(現楽天監督)を抜いてプロ野球最長記録となった。初登板は西武時代の1982年4月10日、阪急1回戦(西武)。5回7安打4失点で降板し、勝敗はつかなかったが、チームは逆転勝ち。「チームが勝てて本当によかった。今後も力の限り投げたい」とさらなる躍進を誓った。