2008年04月02日 更新
楽天5連勝で“球団史上初”貯金ゲット!フェル怒りの決勝弾

決勝3ランを放ったフェルナンデスは「イヌワシ」のポーズ=撮影・荒木孝雄
(パ・リーグ、楽天7−4ロッテ、1回戦、楽天1勝、1日、Kスタ宮城)5連勝。貯金1。2位。エープリルフールのいたずらではない。楽天は1日、ロッテ1回戦(Kスタ宮城)に7−4で勝って5連勝。開幕4連敗の悪夢を吹き飛ばし、球団創設元年の05年の開幕戦を白星で飾って以来、1102日ぶりとなる貯金「1」を記録した。4−4で迎えた七回、主砲のホセ・フェルナンデス内野手(33)が2号決勝3ラン。野村克也監督(72)も高笑いだ。
◇
最大瞬間風速30.2メートルの強風が吹き荒れた仙台で、楽天が新たな歴史を刻んだ。開幕4連敗のあと球団タイ記録の5連勝。05年の開幕戦で勝利を挙げて以来、実に1102日ぶりとなる貯金「1」。実質的には球団史上初といえる貯金ゲットに、野村監督の高笑いが響いた。
「真冬の決闘を制して5連勝。5の次は何だ? 6だよな、確か」
知将の表情も連敗中とは別人。開幕直後を除けば球団史上最高位となる単独2位にも浮上し、「ニイちゃん寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」。まさに野村ワールド全開だった。
先発の一場が3点のリードを守れず、六回途中4失点で降板。嫌なムードのチームを4番・フェルナンデスのひと振りが救った。七回、一死二塁から目の前で草野が敬遠された。
「燃えたよ。絶対打ってやるという気持ちだった」。怒りの一撃はバックスクリーン左へ。強風に舞った飛球を2度取り損ね(記録は安打)、守備で足を引っ張ったが、最後にすべてを帳消しにした。
「(左翼方向への)風は関係ない。ナイスバッティングですよ」と野村監督。外国人はミーティングを免除されることが多いが、フェルナンデスも立派な“野村チルドレン”。開幕直前には福岡市内の宿舎で2時間以上も野球談議で盛り上がった。ともに楽天3年目。集大成のシーズンへの熱い気持ちは同じだ。
「こういう負け(そうな)ゲームを勝つと(波に乗って)いくよ〜。まあ、勝ってかぶとの緒を締めましょう。グッとね」
そう言いつつも、笑いが止まらない野村監督。エープリルフールでも春の珍事でもない。投打がかみ合っての快進撃。楽天の強さは本物だ。
(越智健一)
【ノムさんのつボヤキ】
(会見場に入ってくるなり)
「真冬の決闘を制して5連勝。5の次は何だ? 6だよな、確か。まあ、勝ってから言うか。しかし、よく勝ちましたね。こういう負け(そうな)ゲームを勝つと(波に乗って)いくよ〜」
――球団ができて最初に勝って以来の貯金
「そうなの? 歴史は繰り返される。またドロ沼にはまらないようにしないと。いい気になっているとやられるからね」
――順位も2位まで上がった
「2位? ニイちゃん寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。まだ順位はいいじゃない」
――先発の一場は
「一場は相変わらず一場だな。変身までいかない。明治(大学時代)の一場に戻らない。彼のピークはあそこだったのかな」
――青山は2試合連続のセーブ
「ドミンゴよりは少しマシかな。まだまだ発展途上の神頼みストッパーだ」
★一場が六回に4安打浴びKO「調子は悪くなかった」
先発の一場は、3点のリードをもらった直後の六回につかまった。4安打を集中され、この回で途中降板し、勝ち負けはつかず。先発投手の白星が4試合続いていたが、流れに乗ることができなかった。「調子は悪くなかったんですが…。守りでも足を引っ張ったし、自分で自分の首を絞めてしまいました。チームが勝ったのが救いですね」と悔しそうだった。
■データBox
楽天の5連勝は昨年5月9−15日と並ぶ球団最多。5連勝中のチーム打率は前回の.283に対して今回は.329。同防御率も前回が2.76で、今回は1.40。投打がかみ合い、球団タイ記録を達成した。
開幕4連敗からの5連勝で貯金は「1」。楽天の貯金は球団創設1年目の開幕戦(05年3月26日、〇3−1ロッテ=千葉マリン)で勝ったとき以来、1102日ぶり。
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◆楽天についてロッテ・バレンタイン監督
「去年よりも良いチームになっている。どの打者も調子がいい。シーズン終了時点で(全員が)3割を打っているとは思わないが…」