2008年03月28日 更新
パパ初マウンド!ダルビッシュ、9回0封でサヨナラ“産んだ”

九回二死一、二塁のピンチを切り抜け、ガッツポーズのダルビッシュ。この日も得点を最後まで許さなかった

日本ハムナインはサヨナラ打の高橋(右下)を“シャワー”で祝福(撮影・高橋茂夫)
(パ・リーグ、日本ハム1x−0西武=延長十回、3回戦、日本ハム2勝1敗、27日、札幌ドーム)高橋の鋭い打球が右前で弾んだ。ダルビッシュはナインよりひと足遅く三塁ベンチを飛び出し、控えめに歓喜の輪に加わった。
「涌井も頑張っていたので、ボクだけ喜ぶわけにはいかない。複雑でした」と心中を吐露した。
試合後すぐさま、携帯電話に着信が入るほどの親友との投げ合いは、9回5安打無失点。涌井より先に降板した悔しさもあった。
得点圏に5度、走者を背負うなど本調子とはほど遠かったが、「(24日に長男を出産した)奥さんも頑張っていた。出産の苦しさを思いだして頑張りました。調子が悪くても簡単に打たれるわけにはいかない」。
試合前にはサエコさん(21)と愛息がいる病院に立ち寄り、勝利を誓った。白星こそつかなかったが、開幕から18イニング連続無失点の大仕事に、おむつ替えもする“パパビッシュ”は胸を張った。
殊勲打の高橋とともに呼ばれた今季2度目のお立ち台では、こう約束した。「家族3人で力を合わせ、ファンを喜ばせるピッチングをしたい」。やはり、この男は頼もしい。
(吉村大佑)
■データBOX
▼日本ハム・ダルビッシュは9回を無失点に抑え、スコア「0−0」で降板し、開幕から18回連続無失点を継続中。開幕戦から2戦連続完封した投手は過去7人(パ2人)しかおらず、8人目はならなかった。過去7人の中では79年に大洋・平松が2連続完封の後、3戦目の五回まで計23回無失点だった。
▼チームの「1−0」のサヨナラ勝ちは昨年6月17日(中日戦)以来だが、このときは九回サヨナラ。延長戦では05年7月17日(楽天戦、十一回)以来3年ぶり。

延長十回一死満塁で代打高橋が右翼線にサヨナラ打を放った
★高橋「心臓がバクバクでした」
0−0の延長十回一死満塁。代打・高橋がサヨナラの右前適時打を放った。「投手戦が予想できたので、五回ぐらいから準備はしていました」。二塁付近でナインからコーラや水をかけられたヒーローは「心臓がバクバクでした。サヨナラ打の場面? 全く覚えていません!!」とお立ち台で観衆の笑いを誘った。
★陰で努力!中田は天才!?
中田(大阪桐蔭高出)は二軍の全体練習に参加。居残りでバント処理の特訓を行い、前回の練習時より軽快な動きを見せた。「天才は見えないところで練習するんです」とニヤリ。前日26日は一軍で好投した豊島(北陸大谷高出)に「頑張れよ」と携帯メールを送り、同期の活躍に刺激を受けていた。
(鎌ケ谷)
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◆日本ハム・梨田監督
「サヨナラ勝ちはいいもんですね。(29日からの)遠征8試合を5分以上の成績で帰ってきたい」