2008年03月28日 更新

【センバツ】横浜、まさかの初戦敗退…エース土屋7回5失点

六回、石川に一発を浴び土屋はガックリだ

六回、石川に一発を浴び土屋はガックリだ

 (第80回センバツ高校野球大会、第6日、2回戦、横浜2−6北大津、27日、甲子園)優勝候補の横浜(神奈川)は左腕・土屋健二投手(3年)が5失点し、北大津(滋賀)に完敗。

 横浜ナインが、回を追うごとに焦りの表情に変わる。四回、大会屈指の左腕・土屋が4安打4失点。六回にも被本塁打。「ゴジラ2世」といわれる筒香ら強力打線も連打が出ない。春夏合わせて5度の優勝を誇る名門が、99年以来5度目の初戦敗退となった。

 「頭には優勝しかなかった。足元が見えていなかった、先を見すぎて…。自信が強すぎた」と小川主将。2戦目の北大津と初陣の横浜では試合勘の違いがあるが、敗戦理由は『慢心』だという。昨秋の明治神宮大会で常葉学園菊川に敗れ準優勝。今大会の目標はリベンジして優勝。そんな先を見るあまり、“スキ”が生まれた。

 「横浜の看板を背負ううちの選手はプライドが高い。そういうところを一度捨てないと優勝はできない」と小倉部長。渡辺監督も「うちの悪いところが出た」と嘆いた。ゼロから出直し、夏には名門の意地を見せる。

(近藤安弘)

◆5失点の横浜・土屋

「横浜の背番号1は歴代いい投手ばかりなのに、この結果に終わって残念。背番号1なのに(八回から)センターを守り情けない」

★北大津・河合2失点完投「勝ててうれしい」

 河合が横浜の強力打線を2点に抑えた。「5、6点は取られると思っていた。日本一の印象があるすごいチームに勝ててうれしい」と声を弾ませた。約10年前に横浜の小倉部長に「野球を教えてください」と頭を下げ、指導を受けた宮崎監督も感慨深げ。「この1回を持って勝ったとは思わない。横浜に見習うべき点はいっぱいある」と謙虚だった。

■記録メモ

 ▼大会通算600号本塁打 2回戦、横浜(神奈川)−北大津(滋賀)で、北大津の石川駿二塁手が大会通算600号本塁打を記録した。石川は六回無死で土屋健二投手から左翼席へソロ本塁打した。500号は2001年の第73回大会で達成。
 ▼滋賀勢初勝利 北大津が横浜を破り、滋賀勢が春夏を通じ4度目の対戦で初めて神奈川勢を破った。
 ▼初の2校初戦敗退 26日の慶応に続き、横浜も敗れた。神奈川勢の選抜2校出場は今大会が10度目だが、2校ともに初戦敗退は初めて。ちなみに夏を含めても11度目で初。