阪神Vグラフィティ(前半戦)
【4/1】井川、オーナー“御前試合”でまさかの6失点大炎上

(セ・リーグ、阪神1−6ヤクルト、1回戦、ヤクルト1勝、1日、大阪ドーム)奇跡の逆転を信じた虎党の夢を、エースの背信投球が打ち砕いた。12年ぶりの本拠地開幕戦。4年連続で大役を務めた井川が醜態をさらけ出した。まさかの黒星発進に、3万3727人のファンからタメ息が漏れた。
「負けてしまって残念です。まだ始まったばかりなので、上を目指して頑張ります。調子? まずまずでした」
淡々と振り返ったが、チームにとっては痛恨の黒星スタートとなった。ネット裏には手塚新オーナーが観戦。就任後、初の“御前試合”で勝利をプレゼントすることができなかった。83年のヤクルト戦(甲子園)以来、本拠地開幕戦で4連敗。すべては猛虎のエースのつまずきだった。
八回だった。二死一、二塁で、ラミレスにダメ押しの3ランを浴びた。これで5点差。打たれたのは初球の125キロのチェンジアップ。昨年、何度も痛打を許したウイニングショット。VTRを見ているようだった。
【4/2】虎・金本1500安打!3日の37歳バースデー勝利も宣言

(セ・リーグ、阪神9−1ヤクルト、2回戦、1勝1敗、2日、大阪ドーム)猛虎が1日遅れの“快幕”や。ヤクルト相手に連敗許されない一戦で、主砲の金本知憲外野手(37)は三回に適時三塁打して、節目の1500安打を達成。バースデーイブを自ら祝った。岡田阪神2年目の初勝利に花を添えた偉業も、不死身の鉄人にとってはまだまだ通過点。V奪回と2000安打に向かって、兄貴の挑戦は続くで!!
地鳴りのような大歓声と手の感触を頼りに、猛然と三塁へ滑り込んだ。『H』ランプとともに、電光掲示板に『通算1500本安打達成』の文字が浮かび上がる。ちょっぴり苦笑いを浮かべた金本。花束を受け取ると総立ちの3万3000人を超す観衆から万雷の拍手が送られた。
「抜けると思ったけど、ラミ(レス)ちゃんがよく走った。とりあえず勝ったんで、ホッとしてます」
連続フルイニング出場752試合目で史上87人目の金字塔を打ち立てた。三回一死一塁。先発・坂元の初球高めの直球をとらえた。左中間への痛烈な打球は、左翼手ラミレスのグラブを弾く適時三塁打。一挙4点の猛攻を呼び込み、今季の初勝利を手繰り寄せたことが何よりもうれしかった。
【4/9】阪神首位固めモード!金本300号メモリアルアーチ

(セ・リーグ、阪神4−1横浜、2回戦、阪神1勝1分、9日、甲子園)浜風をものともしない。風の下を潜り抜けた打球は低い弾丸ライナーで右翼ポール際に突き刺さる。いつもと変わらない表情の金本。通算300号の金字塔を打ち立てた鉄人を、4万7238の大観衆も総立ちで出迎えた。
「つまっていたけど、バットの軌道にボールが乗ってくれた。低い弾道だったので、風は関係ない」
これぞ4番の仕事だ。1点を先制された直後の四回一死一塁。先発・斎藤のカウント1−0から、内角高めの139キロを、丸太ん棒のような腕で振りぬいた今季3号は、逆転の決勝2ランだ。
「勝ちゲームだったことが、大変うれしい。区切りで安藤投手が勝ちゲームにしてくれたので、ありがとうございます」。今年初の本拠地のお立ち台で、先発・安藤に感謝。メモリアルアーチで本拠地初勝利を呼び込んだことが、何よりうれしかった。
今月3日で37歳になった。肉体に“衰え”という逆風が吹く年齢だ。「数字は関係ない」と無関心を装うが、心技体を強く支えてくれているのも、また記録だった。
【4/10】虎・藤本がプロ初のサヨナラ打!天敵・ハマに2勝1分け

(セ・リーグ、阪神2x−1横浜、3回戦、阪神2勝1分、10日、甲子園)まるでスローモーションを見ているようだった。左翼へ舞い上がった打球は、バックホームに備えて前進していた横浜・野中を見下すように、その頭上を越え、芝生の上に落ちた。
「何が何だか分からない…」。0−0の膠着状態が九回になって動いた。1点を奪われた、その裏二死から代打町田、赤星が連打で二、三塁。ハマの守護神・佐々木の4球目、外角のフォークを藤本はバットの先でとらえた。プロ入り後、公式戦では初のサヨナラ打。二塁から生還した赤星が両手を広げて飛びついてくる。みるみる広がる歓喜の輪の中で、ヒーローも我を忘れていた。
甲子園で今季最初の日曜日。降水確率50%、曇りのち雨の予報は、フタを開ければ、初夏を思わせるような今年初の夏日。雨雲をどこかに吹き飛ばした聖地の勝利の女神は、スタンドを埋めた4万7000余りのファンのために、劇的なドラマまで用意していた。「いちばんチャンスを潰していた藤本が打ってくれた」。神がかり的な勝利に岡田監督の声も上ずった。
【4/21】藤川フォークで番長斬り!真っ向勝負をぐっと我慢

(セ・リーグ、巨人2−11阪神、6回戦、3勝3敗、21日、東京ドーム)番長ににらまれても、冷静さを失わなかった。七回二死満塁でマウンドにあがった。打席には、通算500号に王手をかけた清原がいた。東京ドームは『キヨハラコール』の大合唱。ピッチャーなら誰もが震えあがりそうな場面で、藤川は勝負に徹した。
「本当はストレートを投げたかったですけど。そこまでの力がなかったということです。四球? それは全然頭になかったです」
清原との真っ向勝負をぐっと我慢した。カウント2−3。133キロの内角低めのフォークで、清原を空振り三振に仕留めた。敵地の空間をため息が包むなか、堂々と胸を張って三塁ベンチに引き揚げていった。
【5/1】“大逆転負け”の後遺症?阪神が今季初4連敗で4位転落

(セ・リーグ、ヤクルト5−1阪神、6回戦、ヤクルト4勝2敗、1日、神宮)なんとかしてくれ〜!! 神宮に降り注ぐ冷たい雨に、容赦のない悲痛な叫びと、怒号。早くも訪れた最初の正念場。試合後、岡田監督は三塁側のファウルグラウンドをゆっくりと引き揚げた。
今季初の4連敗。01年6月以来、4年ぶりとなる神宮でのカード3タテを食らった。かつての“鬼門”も、指揮官としては初めての屈辱だった。
「この3試合で、1点、2点、1点か。点を取らんとな、吹っ切れるあたりがない。チャンスはあったけど、最後の1本が…」。1点を追う二回、先頭・スペンサーの激走二塁打で同点機をつかむが、後続が3者凡退。三回には、左前打で出塁した赤星が二盗まで阻止された。計6度も先頭打者を出しながら、得点は七回の関本の適時打による1点だけ。指揮官もベンチで腕組みをしながら、地団駄を踏んだ。
【5/6】渾身のガッツポーズ…虎・浜中が完全復活の二塁打!

(交流戦、日本ハム2−10阪神、1回戦、阪神1勝、6日、札幌ドーム)大きな眼から溢れそうな涙を、二塁上でグッとこらえた。これ以上ない感情が、浜中の全身を一気に貫く。再び野球ができる。長く辛かった過去に、ようやくピリオドを打てる。渾身のガッツポーズは、何度も恨んだ右腕から出ていた。
「使ってもらって、それに応えたいと思って。全力で振ろうと考えていた。気持ちで打ちました。けがをした日は辛かったけど、きょうが本当にうれしい」
『7番・DH』でスタメン。舞台は球界初の交流戦。八回、同点としてなお二死満塁。建山にカウント2−1と追い込まれてから、真ん中低めの139キロをフルスイング。復活を告げる白球は、左翼線で跳ねる2点二塁打。ここぞでやってくれる。それが浜ちゃんだ。
「この1年、本当につらかった。打って、走ってるところで、いろんなことが頭をよぎった。無我夢中でした」
【5/14】阪神・浜中トドメ打!甲子園のファンの前で涙の復活

(交流戦、阪神5−1楽天、2回戦、阪神2勝、14日、甲子園)右肩手術から完全復活を目指す阪神・浜中おさむ外野手(26)が、超満員の甲子園で今季初仕事だ。七回二死満塁の追加点機に、地鳴りのような歓声を受けて三遊間を破る2点打。パの最下位にドップリと沈む楽天の息の根を容赦なく、止めた。役者が輝いて、猛虎は貯金も3まで戻した。
悩み苦しんだぶんだけ、喜びは大きかった。最高の場面で打席に向かう背番号「31」に、地鳴りのような大声援が送られた。4万7000を超す大観衆を飲み込んだマンモスが揺れた。七回二死満塁。“お客さん”の楽天が相手とはいえ、リードは2点だけ。おぜん立ては整った。スライダーが内角低めに外れた後の2球目。145キロの直球をたたいた打球が、鮮やかに三遊間を破った。
「皆さんがつないでくれていたんで、何とか返したいという気持ちで、思い切りバットを振りました」
前夜(13日)の甲子園復帰第1打席は、見逃し三振だったが、この日は相手にトドメを刺す2点タイムリー。浜中が、母なる聖地に名実ともに戻ってきた。
【5/18】阪神・桧山が窮地を救う先制3号!松坂“聖地”初被弾

(交流戦、阪神3−2西武、2回戦、1勝1敗、18日、甲子園)カクテル光線に照らされた白球が、雨上がりの空に高々と舞い上がった。打球の行方を見送った甲子園の申し子・松坂を横目に、背番号「24」が誇らしげにダイヤモンドを1周だ。
「パというより、球界を代表するピッチャーなので、追い込まれたらなかなか打てない。初球から打っていこうと思ってました」
横浜高時代から春夏11連勝、プロ入り後のオープン戦を含め、聖地15連勝中だった怪物に、桧山が初被弾を浴びせた。
二回一死一塁。バットを心もち短く持って打席に入ると、真ん中に甘く入った149キロの直球を鋭く振りぬいた。先制の3号2ランが右中間の最深部に到達。松坂から放ったチーム初安打が本塁打となり、主導権を握った。
【5/29】メモリアルデーに豪快弾!金本が前人未到の記録達成

(交流戦、楽天6−9阪神、5回戦、阪神4勝1敗、29日、フルスタ宮城)仙台の空に響いた六甲おろしが身に染みた。メモリアルデーに豪快弾で自ら花を添えた。前人未到の800試合連続フルイニング出場のかかった一戦。猛虎の主砲が“第2の故郷”で、祝砲をぶち上げた。思い出の舞台で結果を出す。まるで映画のワンシーンのような瞬間に、肌寒かったフルキャストのボルテージが一気に上昇した。
「仙台で試合をするのは初めてじゃないから。ホームランも初めてじゃない。800試合? まあまあ、それは」
八回一死。小山の112キロのカーブをしばきあげた。弾丸ライナーが、仙台っ子で埋まったバックスクリーン右に着弾するのを見届けると、悠然と歓喜の瞬間を味わった。4連勝と勢いに乗っていた楽天にトドメを刺した。
【6/1】岡田監督ブチキレ!井川の気迫のなさに二軍落ちを即決

(交流戦、阪神5−12ソフトバンク、5回戦、ソフトバンク3勝2敗、1日、甲子園)期待を裏切り続けるエースに容赦なかった。開幕から2カ月。ついに堪忍袋の緒が切れた。会見場のイスにどっかりと座った岡田監督が、井川の二軍落ちを自ら切り出した。技術の改善以前の問題。エースの気迫のなさが気にいらなかった。
「下へ落とす。次はもう違う投手でいく。あまりにも内容が悪いからしようがない。他の投手や野手に影響がある」
試合前には頭になかった井川の二軍落ちを即決した。ヤクルトと入れ替わり、5月21日から死守していた単独首位から陥落した。厳しい現実が不快指数を上げていた。
【6/7】阪神30勝到達!藤本2安打&超美技で反攻のノロシ

(交流戦、オリックス2−4阪神、4回戦、阪神2勝1敗1分、7日、スカイマーク)“魔の火曜日”を乗り越えた。阪神は6連敗中だった火曜日で、やっと白星。不振を極めていた藤本敦士内野手(27)の、攻守にわたる活躍で連敗を止めた。これで今季30勝にも到達。交流戦残り8試合、スパートかけるでえ〜!!
2番打者−。優勝に絶対不可欠で、岡田阪神を悩ますウイークポイントに、苦悩の“本命”が反攻のノロシをあげた。ラストバッターから始まる復活劇。9番・藤本がタイムリーを含む8試合ぶりの2安打で、勝利の原動力となった。
「2本打てたんで、ちょっとは自信になりました。継続ですね」
同点で迎えた五回。無死から中前打を放つと、シーツの犠飛で勝ち越しホーム。六回には二死二塁からダメ押しの中前適時打。二塁での再三の好守も含め、ようやく復調の兆しが見えてきた。
【6/15】阪神首位ガッチリ貯金10!鳥谷“おまたせ弾”&逆転V打

(交流戦、西武3−10阪神、5回戦、阪神4勝1敗、15日、インボイス西武)待ってました! 阪神は、鳥谷敬内野手(23)が逆転V打となるタイムリーに、ダメ押しとなる今季1号も放ち、猛打賞の活躍。お待たせの一撃で、レオに連勝だ。これで、貯金を最多の10に伸ばし、首位をガッチリ。V奪回への道がいよいよみえてきた。
ふわりと舞い上がった打球が、ライト席の最前列に吸い込まれた。八回一死二塁。学生時代から早慶戦でしのぎを削ってきた長田のカウント2−2からの内角低めのスライダーを右手を伸ばしてとらえた。261打席目で飛び出した今季1号右越え2ラン。鳥谷の“おまたせ弾”が、獅子の息の根を止めた。
「打った瞬間、入るとは思わなかった。両親も来ていると思うし、地元で打ててよかった」
【6/22】虎V爆走!鳥谷プロ初サヨナラ弾!一発神話だ、5戦全勝

(セ・リーグ、阪神4x−2中日=延長十二回、8回戦、4勝4敗、22日、大阪ドーム)しびれたで〜、鳥谷!! 阪神は鳥谷敬内野手(23)が延長十二回、劇的なサヨナラ2ランだ。これで岡田阪神は貯金を最多の11とし、2位・横浜に今季最大の4ゲーム差をつけ、独走態勢に入った。あとは優勝までまっしぐらや〜。
虎党の夢を乗せて、弾丸ライナーが左翼席に突き刺さった。サヨナラや! 大阪ドームを揺るがすような大歓声に包まれて、ナインが待ち構えるホームに照れくさそうに飛び込んだ。落合竜との延長十二回の死闘に終止符を打つプロ初のサヨナラアーチ。ヘルメットが脱げるほどの手荒い祝福をかきわけ、笑顔の岡田監督と歓喜の抱擁。こんなにはしゃぐ鳥谷、見たことないで! まるでドラマのような劇弾に、2万8140人は優勝を確信した。
「何が起こっているのか自分でも分かっていないです。打った瞬間、入ったと思いました。まさか自分がホームランを打てるとは思ってなかったのでよかったです」。今季初のお立ち台。3号サヨナラ弾にクールな男が大絶叫した。今季最多貯金11。2位・横浜に今季最大4差をつけた主役は興奮を隠せなかった。
【6/26】今岡の一発で虎打線爆発!40勝一番乗りでセ界独走や

(セ・リーグ、阪神8−2巨人、9回戦、阪神5勝4敗、26日、甲子園)祝・セ界40勝一番乗り!! 虎はこの夜も強かった。26日の巨人9回戦(甲子園)で、同点の四回に牙をむいた。今岡誠内野手(30)の14号本塁打に始まり、シーツ、金本とクリーンアップがようやくお仕事。猛虎に変身して打者11人で5点のビッグイニング。2位ヤクルトに4差をつけて首位街道まっしぐら。巨人? 借金街道でお先まっくら…。
ギラリと光った。猛虎の牙が、フラフラの巨人に突き刺さる。クリーンアップの爆発力で四回、一挙に5点。ビールではない。セ界最速の40勝到達に、甲子園が酔った。
「いいホームランやったね。完ぺきやった」
今岡が、決勝弾を振り返った。1−1の四回無死。接戦ムードを振り払う14号ソロ。マレンの変化球を、左翼ポール際に運んだ。
【7/10】金本がナイス“足スト”!阪神が前半戦首位ターン決めた

(セ・リーグ、中日0−2阪神、12回戦、6勝6敗、10日、ナゴヤドーム)急募、強敵! 負けパターンなしに付き−。岡田阪神が上位打線が完黙の中日戦で貫禄勝ち。球団新となる9カード連続の勝ち越しを決めた。4番の金本知憲外野手(37)が三盗と二塁打で2度得点に絡み、8試合を残しての前半戦首位ターンを演出や。日本シリーズまでが長過ぎる…。
ドームに響き渡る六甲おろし。『鬼門』ともオサラバや。97年の開場から、29勝目(74敗1分け)をマークしたナゴヤドームで球団史に新たな1頁を記した。7月8日にマジックを灯した03年の星野阪神でも成し得なかった球団記録の9カード連続勝ち越し。金本の激走が、歴史を動かした。
「一塁にいるときから狙っていた? スペンサーが走者が二塁にいるのと、三塁にいるのとどっちが楽か」。二回、先頭打者で四球を選ぶと、相手先発・野口の暴投で二進。打点王の今岡が三振に倒れるや、続くスペンサーへの初球にスタートを切った。バッテリーのスキを突き、土煙を上げながら三塁へ。S砲の左前への先制打を、“足スト”してみせた。
【7/12】阪神セ界50勝一番乗り!ベテラン・片岡が逆転V打

(セ・リーグ、ヤクルト5−7阪神、10回戦、阪神6勝4敗、12日、千葉)阪神が、片岡篤史内野手(36)の一振りなど、必殺仕事人の勢ぞろいでヤクルトに競り勝ち、セ界50勝一番乗り。キリのいいところで、13日、10カード連続勝ち越しを決めましょか。もひとつキリのいい数字。ハイ、もちろん、このまま5度目の優勝でっせ。
風のない、千葉の夜空へ。代打・片岡の打ち上げた魂の打球が深々と右中間を破った。三塁ベンチへ、握りしめた右手を高々とかかげた。七回二死満塁から、走者一掃の逆転3点二塁打。セ界50勝一番乗り&今季最多の貯金19。2年ぶりVへの強い追い風は、ベテランの執念が吹かせた。
「ガッツポーズ? 思わずやってしまって。恥ずかしい。久しぶりに戦力になれた気がしてホッとしました。ベンチでみんなが出迎えてくれたのが、本当に嬉しかった」
【7/16】虎『貯金』ついに20!金本、今岡で3冠独占いけるでぇ

(セ・リーグ、阪神5−2広島、10回戦、阪神8勝2敗、16日、甲子園)強すぎてオモロない! 阪神は金本知憲外野手(37)がチャンスメークの2安打を放てば、今岡誠内野手(30)が自己最多に並ぶ83打点で広島を粉砕。貯金はついに20。優勝はもちろん、2人でタイトル独占も夢ではない。虎党の本音はやっぱオモロい。熱い夏。まさに虎祭りや。
♪コン、コン、チキチン、コンチキチン−。京都の祇園祭に負けない熱さが、ここにある。打ち鳴らすメガホンがお囃子や。甲子園に集う虎党よ、六甲おろしを歌い、酒を飲み干せ。つまみは“コイ料理”。広島相手に6連勝で、貯金もドドーンと今季最多の『20』に到達や。
今宵、祭の始まりの鐘は、今岡が打ち鳴らした。二回無死。先発・小山田のカーブを中前へはじき返した。チーム初安打でチャンスメークをすると、桧山は四球。無死一、二塁から、矢野の先制2点打を呼び込んだ。
【7/20】岡田虎“余裕1敗”Vターン!貯金19、2位・竜に5差首位

(セ・リーグ、阪神0−1横浜=延長十一回、12回戦、阪神7勝3敗2分、20日、甲子園)「優勝やで!!」「頼むで!!」。甲子園のベンチ裏の通路に届く熱いエールを、手塚オーナーも背中で聞いていた。目の前を歩く背番号『80』が、頼もしく、大きくも見えていたに違いない。
「前半戦? よくやってくれている。後半もやってくれるでしょう。(成績は)満足です。きょう(の負け)は、勝負ごとですから」
前夜は延長十二回の末にドロー。この日は前半最終戦とあって、甲子園へ足を運んだ。2試合連続の延長戦。0−0で迎えた十一回一死二塁から、ウィリアムスが、佐伯に痛恨のタイムリーを浴びた。これまで観戦した試合は7連勝中。後半戦まで担ぎたいゲンも途切れてしまった。それでも、虎の総帥の思いは揺るがなかった。