戸郷は、散発の2安打無失点と快投を披露した (撮影・福島範和)
先発の巨人・戸郷=東京ドーム(撮影・蔵賢斗) ギャラリーページで見る (オープン戦、巨人2-3ヤクルト、1日、東京D)観客のいない静かな球場に、鋭いミット音を響かせた。巨人・戸郷翔征投手(19)が1日、ヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)に先発し5回2安打無失点と快投。米大リーグ、ブルージェイズに移籍した山口直伝のフォークボールがさえ、6三振を奪った。
「去年はスライダー中心でやっていたけど、フォークに自信が出てきた。しっかりとした組み立てができている」
最速151キロを計測した直球とフォークのコンビネーションが効果を発揮した。圧巻は五回、4番・雄平にフォークを3連投して餌をまき、直球3連投で空振り三振。計69球でスイスイと試合を進めた。
今年1月に山口の合同自主トレに志願して参加。フォークについて「脳で考える部分」と感覚面の助言をもらい「落ち方が変わった」という。この日も3つの三振をフォークで奪った。
原監督は「全体的にいい」と絶賛し、宮本投手チーフコーチも「山口俊がいるんじゃないかというくらいの投球。3本柱というよりも2本目に入ってくるぐらいの内容」と評した。DeNAとの開幕カード2、3戦目(21、22日)での先発も視野に入ってきた。
高卒2年目で開幕2カード目までに先発すれば1987年の桑田真澄以来。宮崎・聖心ウルスラ学園高からドラフト6位で入団した通算1勝の右腕に、ブレークの予感が漂う。 (谷川直之)