円陣であいさつするモタ(右端)。原監督の演出だった(撮影・斎藤浩一)
オープン戦で打ちまくり、支配下登録を勝ち取った
ティー打撃練習後、石井琢朗・野手総合コーチ(右)から「天狗になるなよ!」と激励されポーズを真似る巨人・モタ=川崎市・ジャイアンツ球場(撮影・斎藤浩一) ギャラリーページで見る 巨人の育成選手、イスラエル・モタ外野手(24)が支配下選手登録されることが27日、分かった。背番号は「44」で、近日中に正式発表される。この日、川崎市のジャイアンツ球場で1軍の練習が行われ、原辰徳監督(61)が球団フロントに直談判して決定。春季キャンプMVPにも選ばれた愛されキャラの怪力ドミニカンが、目標だった支配下をつかみ取った。
晴れ渡った空のもとで行われた、キャンプ打ち上げ後初の全体練習。これまで奮闘を続けてきたモタに吉報が届いた。
「(モタを)支配下選手として迎え入れたい。みんなはどう思う?」
練習前の円陣で原監督が選手らにサプライズで語りかけると、たちまち賛同の拍手が湧き起こった。「きょうは(大塚淳弘球団)副代表が来ているから、チームの総意としてお願いしてくる」とその場で緊急会談がもたれ、無事、支配下選手登録が決まった。
今春のキャンプMVPに選ばれるなど猛アピールしてきたモタに対し、球団は水面下で支配下選手登録の準備を進めてはいたものの、正式発表前に監督が本人を含めた選手に明かすのは異例だ。その裏には、「何かいいニュースを発したい」という指揮官なりの考えがあった。新型コロナウイルスの影響でオープン戦の無観客試合が決まるなど暗い話題が多い中、明るいニュースを届けたいという思いだった。