二回に荒木(背番号10)が先制弾。青木を中心にベンチ総出で出迎えた (撮影・長尾みなみ) (セ・リーグ、ヤクルト4-2広島、5回戦、ヤクルト4勝1敗、28日、神宮)セ・リーグ2位のヤクルトは28日、広島5回戦(神宮)に4-2で勝利。昨季王者の連勝を「8」で止めた。五回に3番・山田哲人内野手(26)が中越えの7号ソロを放ち、2番・青木宣親外野手(37)、ウラディミール・バレンティン外野手(34)と今季2度目のそろい踏みを達成するなど、計4本塁打で4月終了時点での勝ち越しを決めた。極度の冷え性で春先に苦しんでいた山田哲が、今季は万全の寒さ対策でハイペースを保っている。
燕党の傘が東京音頭とともに一斉に揺れた。五回、先頭の山田哲が狙いすました直球を捉えた打球は、グングンと伸びてバックスクリーン左に飛び込んだ。
「(打つ)ポイントがちょっと近かったけれどしっかり振り抜くことができた。自分のスイングができました」
自画自賛の7号ソロ。26歳の貴重な中押し弾で、25日の巨人戦で菅野から放って以来、2試合ぶりの中軸そろい踏みを達成した。
二回に荒木の2号ソロで先制すると、三回に青木に5号ソロ、バレンティンにも7号ソロが飛び出した。最後に決めたのが山田哲。「直感だったんですけれど、内角に来そうだったので」と内角144キロの直球を一発で仕留め、8連勝中の広島をついに止めた。
実は「寒いから苦手」と春先が苦手という。自身4度目のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を視野に入れる9年目は春季キャンプで体をいじめ抜き、準備を整えてきた。
ここまで打率・330で、リーグ2位タイの7本塁打、19打点。30四球はリーグ1位、出塁率も・504と驚異の数字を残している。「自分でも想像以上。待っている球をしっかり打ちにいけている」と納得の表情だ。