7回 中日・大島に適時打を浴びた巨人・菅野=ナゴヤドーム(撮影・荒木孝雄) (セ・リーグ、中日5-5巨人=延長十二回規定により引き分け、22回戦、巨人14勝7敗1分、1日、ナゴヤD)乗っていけるかと思えば、踏み外す。巨人の現状を象徴している。本来なら楽勝の試合だよ。
菅野が六回まで無失点。エモトは8月11日の広島戦で、勝敗つかずながら、7回2失点でしのいだ菅野について、「復活」を予言した。その後、連続完封で、この日も完封ムード。見立て通り、いい投球を崩さずにきていた。まさか七回に集中打を浴びるとはね。
原因のひとつは、ストッパーが心もとないからだとみる。
あそこまで投げれば勝てる、ここさえ抑えれば勝てる-。そういう区切りが、みえてこない。俺はどこまで投げればいいのか…。いやでも、気持ちにモヤがかかる。その空気の中、3試合続けて投げ切れというのは、キツいものよ。
もうひとつは、打線の援護の流れが、いまイチだったこと。攻撃の手を緩めず、四回、五回のチャンスで1点でも追加していれば、投球のギアは1段も2段も上がっていっただろうね。
結局、「締め」の不安と、「詰め」の甘さが、まさに巨人の現状。2位の座を狙う上で、最大のポイントになるよ。(サンケイスポーツ専属評論家)