2018.7.9 13:00

【球界ここだけの話(1326)】中日のCS出場のカギを握る新守護神・鈴木博

【球界ここだけの話(1326)】

中日のCS出場のカギを握る新守護神・鈴木博

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サンスポ記者の球界ここだけの話
中日・鈴木

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 中日のドラフト1位・鈴木博志投手(21)=ヤマハ=が7日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)でプロ初セーブ。翌8日の同戦では1点リードの九回を無失点に抑えて2試合連続セーブを記録した。

 「いずれは信頼を勝ち取って九回を任されるようになりたい。でも今は与えられたところでゼロに抑えるだけ」

 不調の田島に代わって守護神に指名されたルーキーは謙虚に語った。昨年11月の新入団会見で「山崎さんの数字を超えて、40セーブを目指したい」とDeNA・山崎康晃投手(25)がルーキーイヤーの2015年に記録した37セーブ超えを目標に掲げた。

 山崎康は三上が開幕前に故障離脱したことにより抜擢(ばってき)されたが、中日には昨季34セーブの田島がいる。先発投手とは違って守護神は1人。実績を重ねて与えられるポジションだが、最速157キロの速球に加えて、クローザーの条件でもある力勝負で三振が取れるのが鈴木博の長所。森監督は「抑えを希望してプロの世界に入ってくる投手はそうはいない」と、ひそかに期待していた。

 4月は11試合で防御率1・59と結果を残したが、5月は5・73、6月は3・97。150キロの速球を簡単にはじき返されて「プロの打者は低めに投げないと打たれてしまう」と自信喪失したが、ここにきて田島も不調で、鈴木博に白羽の矢が立った。

 7、8日のヤクルト戦前の練習中、「ちょっとこい」と指揮官から手招きされて、個人指導を受けた。「投げるときに右腕が縮こまらないようにとアドバイスされた」。森監督の期待の大きさがうかがえる。

 鈴木博は「先発投手に勝ちがつくとうれしいですね。これまで僕は(中継ぎで)何度も消していますから。自分のことよりも先発の方、チームの勝利に貢献したい」と力を込めた。

 巨人・カミネロは不調で2軍降格中。阪神・ドリスも昨年ほどの安定感はない。ヤクルトも守護神を固定できない。最下位からの巻き返し&CS出場へ、ルーキー右腕が竜の命運を握っているといっても過言ではない。(三木建次)

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