2018.6.9 08:00

【デーブ解析料理】中日・松坂、見事なモデルチェンジ

【デーブ解析料理】

中日・松坂、見事なモデルチェンジ

先発の中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・水島啓輔)

先発の中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・水島啓輔)【拡大】

 (セ・パ交流戦、中日5-4ソフトバンク、1回戦、中日1勝、8日、ナゴヤD)松坂は、見事にモデルチェンジに成功した。右の本格派投手が技巧派に転じて成功したケースは決して多くない。それが今や、ゴロを打たせ、走者は出しても簡単に失点を許さない投手へと変貌を遂げた。

 柳田から奪った2つの三振はお見事だった。いずれも直球系で仕留めた。どちらも得点圏に走者がいる場面。おそらく柳田は、ゴロを打たせようと変化球で来ると読んだはずだ。しかし、そこで直球勝負。百戦練磨の経験が生きた投球だった。

 春季キャンプで再会した際、明るい表情であいさつしてくれたのが強く印象に残った。思えば2007年、米大リーグ、レッドソックスに鳴り物入りで移籍したときから野球を純粋に楽しめなくなったのだと推察する。

 当時、私は松坂に3カ月間密着したのだが、強いプレッシャーを感じていたのだろう。表情がすぐれなかったし、重圧に押しつぶされないように意地を張って野球をしているように見えた。

 紆余(うよ)曲折を経て、中日のユニホームを着た松坂の笑顔を見て、心の底から野球を楽しんでいた頃に戻ったと感じていた。森監督も「客寄せパンダではない。戦力になるから取った。あいつはやるよ」と話していた。この結果は驚きではない。今後も活躍が期待できるだろう。(サンケイスポーツ専属評論家)

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