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富士大・佐藤龍、V9に涙「チームも自分も、苦しかった…」 北東北大学野球

富士大・佐藤龍、V9に涙「チームも自分も、苦しかった…」 北東北大学野球

八回に右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った富士大・佐藤龍は、勝利を確信したかのように、二塁塁上で右手を掲げた(撮影・井上幸治)

八回に右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った富士大・佐藤龍は、勝利を確信したかのように、二塁塁上で右手を掲げた(撮影・井上幸治)【拡大】

 北東北大学春季リーグ戦の優勝決定戦が26日、岩手・八幡平市の八幡平市総合運動公園野球場で行われ、富士大が八戸学院大を8-1(八回コールド)で下し、リーグ記録に並ぶ9季連続32度目の優勝を飾った。4番の佐藤龍世内野手(4年)が先制打を含む4安打3打点と活躍した。富士大は全日本大学選手権(6月11日開幕、神宮ほか)に6年連続13度目の出場を決め、11日の1回戦で中京大(愛知大学連盟)と対戦する。

 最後の打者の右邪飛で優勝が決まると、佐藤龍は誰よりも早く村上英投手(4年)と抱き合った。苦労の末に成し遂げたV9に、チーム1の元気印も涙をこぼした。

 「ホッとした。チームも自分も、苦しかった…。(一時)2勝差ついて開き直ってやれた」

 チームは前週、負ければV逸の八戸学院大との最終カードで2連勝。8勝2敗と並び、この日の優勝決定戦へ進んだ。

 「みんなに『俺がヒーローになる』といって試合に臨んだ」という佐藤龍は一回一死一、二塁から先制の中越え適時二塁打を放つと、第2、第4打席も安打。そして八回の二死二、三塁からの第5打席でも、右翼フェンス直撃の2点二塁打を放ち、食い下がる相手に引導を渡した。

 崖っぷちからの直接対決3連勝で逆転V。見事な大団円だが、「これまでで一番苦しいリーグ戦だった」と佐藤龍。道のりは険しかった。

 「4年生で4番。受け継がれてきたことがプレッシャーになり、打撃が小さくなった」

 9連覇を狙うチームの主軸を担うも、序盤から打撃不振に陥った。八戸学院大戦前に得点圏に走者を置いた打席で12打数1安打(・083)、1打点。4週目のノースアジア大戦では、4番剥奪の屈辱も味わった。

 最終週の八戸学院大2連戦前に豊田圭史監督(34)から「得点圏で打てない4番なんかいらない」と叱咤(しった)され、反骨心に火がついた。同時に指揮官からは「下級生のときのガムシャラな気持ちを出していけ」と助言をもらい、力が入りすぎた自分に気づいた。

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