2018.5.16 10:00

DeNA・G後藤、20年越しの“打倒松坂”に燃える

DeNA・G後藤、20年越しの“打倒松坂”に燃える

特集:
女子社員コラム 言わせて系
中日・松坂との対戦を心待ちにするDeNA・後藤は「その時は絶対打ちます!」とバットに念?を込める

中日・松坂との対戦を心待ちにするDeNA・後藤は「その時は絶対打ちます!」とバットに念?を込める【拡大】

 【女子社員コラム 言わせて系】プロ野球の中日・松坂大輔投手(37)が、先月30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で日本球界12年ぶりの白星を挙げた。横浜高時代の1998年、松坂とともに甲子園春夏連覇を成し遂げたDeNA・G後藤武敏内野手(37)を取材するため、神奈川・横須賀市のベイスターズ球場を6年ぶりに訪れた。

 チーム最年長選手になった37歳は黙々とバットを振っていた。練習が終わると「お元気ですか? マツ、勝ちましたね。うれしいです。またファンになっちゃいますね」と相変わらずの人柄のよさに癒やされた。それは同時に、松坂への尊敬の念にも聞こえた。

 アマチュア野球担当時代、横浜高の激闘を取材した。夏の甲子園準々決勝で、延長十七回の死闘を演じた横浜対PL学園の選手たちはそれぞれ4人ずつ、計8人がプロ入りした。そして20年の月日が流れた今、現役選手は松坂と後藤の2人だけになった。

 松坂の移籍先が定まらぬ間も励まし続けた後藤は、開幕2軍スタートだった。4月4日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)で左内転筋を痛め離脱したが、今月5日の社会人・東芝戦(ベイスターズ球場)で実戦復帰。現在は松坂の活躍を最大のモチベーションに、1軍昇格を目指す日々だ。

 「やっとけがもよくなりました。とにかく松坂と対戦したいです。この年齢で2軍にいることの危機感も、正直言ってあります。でも、あきらめたら終わり。若手にも姿勢を見せたいし、頑張って、はい上がってやるという気持ちです」

 松坂とは横浜高3年時にシート打撃で1度だけ対戦し、3球三振を喫した。「プロでも打てないようなおそろしい球を投げていた。大学(法大)でもあれ以上のボールはないと思ったことが自信になりました。マツのおかげで大学での(三冠王などの)活躍につながり今があります」。改めて聞く“証言”の中に、松坂とチームメートだったことへの誇りや感謝が込められていた。

 尊敬するからこそ、20年越しの“打倒松坂”に燃える。一昨年オフに体重を3キロ減の82キロに絞ったが、パワーダウンしたため食事で改善した。現在は肉のかわりに大豆で良質なタンパク質をとった上、週2回の上半身のウエートトレーニングで85キロをキープ。「肉体改造ですよ。パワーも戻りました。次にマツと対戦するときは打ちます。必ず」。みなぎる向上心。夢の対決などというやさしい響きを超越した本物の激突を待つ。(山下千穂)

  • 松坂との対戦を待ち望んでいるDeNA・後藤武敏内野手
  • DeNA・後藤武敏内野手
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