【阪神残留一問一答】
キャッチボールを終えて、ファンの声援に応えるようなポーズを取る阪神・メッセンジャー=甲子園球場(撮影・村本聡)【拡大】
阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が16日、国内フリーエージェント(FA)権を取得した。
以下、メッセンジャーの一問一答。
--国内FA権取得。おめでとうございます
「アリガトウ、ゴザイマス」
--阪神に対して
「1つのチームでFAになったのは外国人史上初めてじゃないかな。自分でも誇りに思うよ」
--阪神への愛着を語っていたが
「そこは変わらないよ。タイガースというチームが自分にチャンスをくれてオファーをし続けてくれている。もちろん、自分がそれだけ結果を残したという部分はあるけど、チームがこうしてチャンスを与え続けてくれているし、そこは変わらない」
--来日したとき、FA権をとれると思っていたか
「正直、最初、日本人扱いになるのが8年以上と聞いたときには『それは長いなぁ』と思った。でもついにその日がきて“クレイジー”な感じがする(笑)。でも、それだけチャンスを与えてくれたチームに感謝したいし、誇りに思う」
--谷本副社長の言葉を聞いて
「光栄だし、ありがたい。そんな上の方がきてくださって『おめでとう』といってくれたので。非常に光栄に思うし、ホント、感謝したい気持ちでいっぱいだ」
--あと32勝で、外国人最多勝利になる
「もちろん、そのことは知っている。いつもいうけど、これだけ長くやっていると、外国人の記録のあらゆるところで上に立ちたい。もちろん何年もかかるとは思うが、この国を去るときには、イニングとか奪三振とか勝利数とか、外国人のカテゴリーで一番上に立って、帰りたいという気持ちを強くもっている」
--他球団移籍は
「ノー。ノー。ノー。ノー(笑)」
--谷本副社長に残留は伝えたのか
「もちろん。伝えたよ。いつも話しているように、キャリアをここ(阪神)で終えたいし、他にいくつもりはさらさらない。もし、みなさんが知ってなかったら、通訳がちゃんと訳してないということだね(笑)」
--前回登板は暴言退場。切り替えて、次の登板(18日の中日戦)に向かっているか
「もちろん、終わってから切り替えているし、いろんな意味で人間は間違いをする生き物だから。だから、前回終わってから、すぐに切り替えて、次の登板に向けて、気持ちを集中させている」
--最後に。日本の野球に適合できたコツは
「これというのがあれば、それを新たにくる外国人に伝えれば簡単だとは思うが、これというのがない。やっぱりとにかく一生懸命練習して、自分自身を見失わないことが大事だ。あとはこっちはチーム数が少ないし、同じリーグで5チームと何度も対戦するわけだから、同じようにしていたら向こうも攻略してくる。他チームの研究をしっかりして、変えるべきところは変える。でも、自分自身は見失わないということだ。そういった研究もそうだし、しっかり練習して、一生懸命やることが大事だと思う」