2年目の池田(左)がプロ初勝利。梨田監督と笑顔でサムアップポーズを決めた (撮影・土谷創造)【拡大】
(パ・リーグ、楽天12-6西武、3回戦、西武2勝1敗、15日、楽天生命)楽天は15日、西武3回戦(楽天生命パーク)に12-6で大勝し、連敗が3でストップ。昨年のドラフト2位で2年目の池田隆英投手(23)が6回1/3を11安打5失点と苦しみながらもプロ初勝利を飾った。
「点差はあまり関係がなかった。勝つことは大変なんだと思いました」
3度目の正直だった。初登板となった1日のロッテ戦は、試合前から緊張し、三回途中4失点(自責点2)。前回8日のソフトバンク戦は6回1失点と好投も敗れた。
「自分のボールを投げたいと思った」と池田。一回先頭の秋山から全力投球で144キロの内角直球でズバッと見逃し三振に仕留めると、最速146キロの直球と切れ味鋭いスライダーで西武打線に挑んだ。味方に大量援護をもらい、五回まで1失点。七回に山川に3ランを浴びるなど、5失点でバトンタッチし、お立ち台では「あまりいい部分が思い浮かばない…」と苦笑したが、チームの連敗を23歳右腕が止めた。