(セ・リーグ、中日2-3巨人、3回戦、巨人2勝1敗、5日、ナゴヤD)ウチの孫や中高生に「調子はどうだい」と聞くと、たいてい「ビミョ〜」という答えが返ってくる。どういう意味で使っているのか、本当のところはわからないけど、松坂をみて、真っ先にそれを思い出した。こちらはまさに、正真正銘、「微妙」だったね。
球威に自信が戻らず、怖いのだろう。ストライクゾーンに投げようとしても、はっきりとしたボールになる。それで開き直り、「えいや! ままよ!!」と投げ込むと、元来、実力も実績もあるから、ズバッと決まる。
現在の力量と、全盛期の感覚のはざまを、行ったり来たり。1球ごとに「微妙」のシーソーゲームにみえたよ。
また巨人打線にも、元来の「お人よし」が出ていた。ぶりぶりと打ち急いで、ボール球や変化球に引っかかっていた。松坂と巨人の相対性も、「微妙」だったね。
ただ、日本でもアメリカでも、『6回3失点』なら大ヒーロー扱いされるご時世。松坂の『5回、自責点2』も世間的には拍手喝采ものか…。
もう1、2試合、先発のチャンスも、もらえるだろう。中日の営業的にも、リーグの話題的にも、結構なことよ。次はぜひ、「微妙」ではなく、「白黒」つけてもらいたいね。 (サンケイスポーツ専属評論家)