1点リードの八回二死二、三塁、一塁が空いている状況で筒香を見逃し三振に斬ったマテオはこのガッツポーズ(撮影・森本幸一) (セ・リーグ、DeNA1-2阪神、1回戦、阪神1勝、4日、横浜)自慢の髪を振り乱す。叫び、回って、こぶしを振り上げてまた叫んだ。全6球、150キロ超-。マテオの気迫が、魂が、日本が誇る大砲・筒香にバットすら出させなかった。絶体絶命のピンチから、小野の今季初星を守り切った。
「感情的になったよ。そういう場面だった。状況は簡単ではなかったけど、どんな場面でもいけるように、準備はしっかりしていた」
リリーフカーから降り立った今季2度目のマウンドは、修羅場そのものだった。開幕戦は4点リードの八回を0封。だがこの日託されたのは、2-0の八回一死一、三塁の大ピンチ。しかも打順は1番から。チームは2戦連続逆転負けを喫し、開幕カードを負け越していた。並の投手ならひるむ嫌な流れが、間違いなくあった。鬼が宿ったような気迫で、そこへ向かっていった。