右適時打を放った阪神・鳥谷敬=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一) (セ・リーグ、DeNA1-2阪神、1回戦、阪神1勝、4日、横浜)終わってみれば貴重なタイムリーとなった。スコアボードにさん然と輝く五回の「1」。叩き出したのは鳥谷のバットだった。
「後ろにつないでいこうと考えていました。たまたまです。チームとして1点取れたことは大きかったと思います」
いつものように試合後もクールを貫いた。二死から高山が二塁打で出塁。巡ってきた得点機に、飯塚の外角寄り140キロ直球に素直にバットを出す。右翼線への適時二塁打。プロ通算797打点目は、開幕4試合目での今季初打点だった。打率は・214。好調にはほど遠い。
今の鳥谷の現状を示す事実がある。右投手先発ならスタメン。左ならベンチスタート。この日も終盤守備固めに植田を送られた。667試合連続フルイニング出場したことがある鉄人が、開幕4試合経過した時点でフル出場は1試合のみ。あの休まない男が…。でも、昨年は不屈の闘志でサードでゴールデングラブ賞を獲得。ことしも静かに巻き返しの機会をうかがっているに違いない。 (上田雅昭)