背番号77のユニホームに身を包んだナイン。試合前には1分間の黙祷もささげられた(撮影・土谷創造) (パ・リーグ、楽天0-2日本ハム、1回戦、日本ハム1勝、3日、楽天生命)楽天は3日、日本ハム1回戦(楽天生命パーク)に0-2で敗れ、3連敗を喫した。先発の岸孝之投手(33)が8回3安打無失点6奪三振と快投を見せたが、援護に恵まれなかった。
「とりあえず勝ちたかったけど、最終的に勝てば(優勝できれば)いい。勝てばいい…」
熱投報われず、右腕は唇をかんだ。五回一死まで無安打無四球の完全投球。八回を109球で投げ終え、0-0の同点で2番手・松井にバトンを託した。しかし、その守護神がつかまった。
本拠地開幕戦。選手、梨田監督ら全員が1月4日に70歳で死去した星野仙一元監督の背番号77をつけて戦った。球場には献花台が設置されたほか、三木谷オーナー、立花社長らが「77」の文字が描かれたマウンドに花束を手向けた。
2年前、岸は西武からフリーエージェント宣言した際に星野氏のラブコールを受け、故郷仙台で戦うことを決めた。「声を掛けてもらわなかったら、地元のチームでプレーできたか分からない」。だからこそ「シーズンを通して優勝を届けたい」と前を向き直した。
梨田監督は「責任は十二分に果たした」と右腕をねぎらった。星野氏が率いた2013年以来5年ぶりの優勝へ。4日こそ、闘将に白星をささげる。 (広岡浩二)