「ブルペンでメッセンジャーのボールを見ていて大丈夫かぁ…と思ったんだ。いつもの年に比べて球威がないような気がした。他の投手と並んで投げるから余計に差が感じられた。まだ調整途中なので不調とは言い切れないけど、もしメッセンジャーに何かあれば大変だよ」とは阪神OBの声です。
気になる点といえば、昨季からの流れです。メッセは昨年8月10日の巨人戦(東京D)で阿倍の打球を受けて右足腓骨(ひこつ)を骨折しました。米国で手術を受けた後に日本に帰ってきてリハビリ。9月27日のウエスタン・リーグ広島戦(甲子園)から実戦に復帰し、10月10日のシーズン最終戦・中日戦(甲子園)で先発。一軍公式戦2カ月ぶりの先発登板を果たすと4回を投げ終えたところでリーグの最終規定投球回数に到達しました。さらに10月13日、CSのファーストステージ第1戦、DeNA戦(甲子園)に先発。先の中日戦からわずか中3日で投げ、6回無失点で勝ち投手になったのです。 この流れがどうして不安説に結びつくのか。つまりは昨季の終盤に無理をした体調が十分に回復せず、ブルペンなどでの球威不足につながっているのでは…という指摘なのです。加えて今年の8月13日には37歳を迎えます。いくら節制しているとはいえ、年齢的な問題も出てくる心配はありますね。
メッセンジャーは今季が終了すればFAの権利を得られ、来季から外国人枠を外れます。阪神とすれば新たに外国人を補充できる、という意味でも大きな存在となりますね。そんな先の話はともかく、もしチーム内に流れる不安説が的中すれば大変な事態です。開幕投手を務め、先発ローテーションの軸でまわるはずの右腕が一転、計算できなくなる事態はどうしても避けなければなりません。阪神に対する戦前の評価も根底から覆ってしまうでしょう。