ソフトバンク春季キャンプ(19日、宮崎)ソフトバンク・工藤公康監督(54)が19日、宮崎市内のチーム宿舎で、開幕投手を8年目の千賀滉大投手(25)に通達したことを明かした。次期エース候補として、さらなる覚醒を願って指名。育成出身の開幕投手は12球団初だ。
休日のリラックスムードは一転、将の口調が真剣になった。開幕投手を発表。工藤監督は若きエース誕生を願い、25歳の右腕の名前を口にした。
「伝えたよ。千賀に」
14日の投手コーチとの食事会で決定。15日に本人を監督室に呼んで告げた。2年連続2桁勝利の右腕に「もうひとつ上のレベルで、ホークスを引っ張っていく投手になってほしい」と願いを込めた。
「エースと呼ばれる投手は3年以上は2桁勝って、こいつで負けたら仕方ないという投手。実績から、いまエースといえるのは和田」
36歳の左腕が先頭に立つ先発は世代交代の時期だ。後継者候補は千賀と昨季最多勝の東浜。「2人には(和田に)追いつけ、追い越せと思ってほしい」。昨季は要所の先発を東浜に託したが、千賀にも自覚を促した。
家族と過ごした右腕は「期待して選んでもらったし、開幕だけでなく、1年間の軸という意味もある。いいスタートを切りたいです」と気を引き締めた。育成選手出身で史上初。鷹では、12年の摂津以来の20代の大役だ。 (安藤理)