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【相川亮二のインサイドワーク】理想のコーチとは? 横浜時代に救ってくれた福田功さんの「相手が小学生だと思って試合をしてこい…」

【相川亮二のインサイドワーク】

理想のコーチとは? 横浜時代に救ってくれた福田功さんの「相手が小学生だと思って試合をしてこい…」

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相川亮二のインサイドワーク
2002年、正捕手定着を期待された相川氏(中央)にベンチで指導する森祇晶監督(右)

2002年、正捕手定着を期待された相川氏(中央)にベンチで指導する森祇晶監督(右)【拡大】

 一つの出会いが、その後の人生を変えることがあります。プロ野球選手にとっては、指導者との出会いが大きな意味を持ちます。あの人がいたから、今の自分がある。そう思える出会いは、なかなかありません。私が昨シーズンまで現役を続けることができたのは、福田功さん(現楽天チーム統括本部スカウト)の指導を受けることができたからでした。

 横浜(現DeNA)時代、入団して8年目の2002年にチャンスが巡ってきました。正捕手だった谷繁元信さんが中日にFAで移籍し、定位置をつかむ機会を得たのです。ところが、同年は73試合、翌03年は70試合の出場と1、2軍を行ったり来たりする日々が続きました。

 「1軍でもできるはず」と漠然と抱いていた自信は、2年間でたたきのめされました。「もう駄目かもしれない。俺はここまでの選手だ」。限界を感じたときに手を差しのべてくれたのが、03年に1軍バッテリーコーチに就任した福田さんでした。

 福田さんには「全部を取っ払って、もう一回作っていこう」と声をかけてもらい、体の使い方から捕手としての考え方と、一から作り上げていくことになりました。なかでも気付かされたのが、メンタル面がいかにプレーに影響するかでした。

 忘れられないやりとりがあります。ある試合で福田さんから「きょうは相手が小学生だと思って試合をしてこい。打たれようが負けようが、責任は全部とってやるから」と声をかけられました。試合後には感想を聞かれました。

 「どうだった?」

 「小学生だと思えば緊張はしないし、余裕を持ってプレーすることができます」

 「一流選手を相手に『この野郎』とばかり思ってプレーしたって、うまくいくわけがないだろう。その感覚を忘れずにやってみろよ」

 失敗をしたくない。結果が欲しい。当時はきまじめにプレーすることばかりを考え、余裕がなくなっていました。それでは結果は出ません。遊び心を持つ大切さを気付かせようと「小学生相手だと思え」と指導してくれたわけです。他にもたくさんの気付きを与えてもらいました。

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  • 福田功さん。横浜時代に相川氏にたくさんの気付きを与えた名指導者だ
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