2018.2.14 08:00

【星野伸之 緩急自在】能見はテンポ速めることで好循環を生む

【星野伸之 緩急自在】

能見はテンポ速めることで好循環を生む

特集:
星野伸之 緩急自在
フリー打撃に登板した能見。仕上がりは順調だ

フリー打撃に登板した能見。仕上がりは順調だ【拡大】

 阪神春季キャンプ(13日、沖縄・宜野座)能見のフリー打撃での投球を見て、やはり長くプロ野球で飯が食える投手は違うなと思った。まず投球テンポ。フリー打撃とはいっても投げるテンポが速い。意識的に投げているのだろう、と本人に確認したら案の定だった。テンポを速めることで打者に考える余裕をなくさせる、と同時に守っている野手も守りやすい。能見は直球でねじ伏せるタイプではなく、緩急と低めに集めることで打者を打ち取るタイプ。テンポを速める方が全てに好循環を生むだろう。

 さらに打者に対して最初は内角の懐を突き、どんな反応を示すか探っていた。左投手の生命線は右打者の内角を突ききれるかどうか。そこに正確に投げられないと外角の変化球も生きてこない。初のフリー打撃登板での課題にしていたはずで、登板後の表情からは収穫があったと推察する。

 ブルペンでの投球でも右打者の懐を突く練習を入念にしていた。その後に外角球へ移るパターンだった。テーマを持って投げ込んでいた。他の若手投手は能見の練習内容を参考にすべき。長くプロ野球で生きていけるのはこうした濃密な練習姿勢があるからなのだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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