2018.2.1 13:00

【球界ここだけの話(1168)】巨人・坂本勇 言葉で追う主将の自覚

【球界ここだけの話(1168)】

巨人・坂本勇 言葉で追う主将の自覚

特集:
坂本勇人
サンスポ記者の球界ここだけの話
キャンプ初日、フリー打撃を行った巨人・坂本勇=宮崎(撮影・矢島康弘)

キャンプ初日、フリー打撃を行った巨人・坂本勇=宮崎(撮影・矢島康弘)【拡大】

 今年もプロ野球の春季キャンプがスタート。巨人は若返りのチーム方針を打ち出し、1軍キャンプメンバーには生きのいい若手が名を連ねた。新たな風が吹くチームを、主将の坂本勇人内野手(29)が引っ張る。主将4年目。年々、リーダーとしての責任感が増しているのが、言葉の端々からうかがえる。

 「キャプテン、キャプテンと思いすぎずに自分らしくやっていきたい。前の方(阿部)が偉大だった。少しでも近づけるよう、精いっぱいやりたい」

 2014年の優勝旅行で原監督から指名され、8年間チームをまとめた阿部から主将の座を引き継いだ際には、こう話していた。前任は絶対的リーダーの阿部。当時26歳の坂本の胸には大きな重圧があった。1年目を終えた頃には「人前でしゃべることがあまり好きじゃないから、いろんな戸惑いや遠慮があった」と話していた。

 それから優勝を逃す年が続く中、年下の選手が増えた。チームの中心に立つ苦悩を重ねながら、リーダーとして成長を続けている。チームが11年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ昨季終了後は、これまでになかった力強い言葉が印象に残った。

 「僕が若い時に比べると若い選手が多い分、ピリッとした感じが少なくなっている。僕とか(菅野)智之がそういう雰囲気を作っていかないと。若い子がタラタラやっていたら、言わないといけない」

 「主将として、もっと自覚を持たないといけない。練習に対する姿勢など僕らがちゃんと見せれば、(若手が)『僕らももっとやらないとな』と思う。手本になる意識を持たないといけない」

 世代交代に舵を切ったチームを、戦う集団に変える。その先頭に立つ覚悟がにじんでいた。

 言葉のみならず、1月には初めて年下の選手だけを連れて若手と自主トレを行った行動にも、主将としての決意が表れている。10代から伝統球団のレギュラーとして一線で戦い続けてきた。優勝チームの主将-。輝かしいキャリアに新たな勲章を加える。(谷川直之)

  • 1月21日、沖縄での合同自主トレから帰京した坂本勇(中央)。このオフは若手の底上げを図るため辻東倫(左)と吉川と体を鍛えた
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