2018.1.21 13:00

【球界ここだけの話(1157)】金本阪神に「走塁革命」 元陸上選手・秋本真吾氏提案の“構えすぎない構え”

【球界ここだけの話(1157)】

金本阪神に「走塁革命」 元陸上選手・秋本真吾氏提案の“構えすぎない構え”

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サンスポ記者の球界ここだけの話
19日、阪神の選手に走塁を指導した臨時コーチの秋本真吾氏

19日、阪神の選手に走塁を指導した臨時コーチの秋本真吾氏【拡大】

 阪神のルーキー7人をはじめとした若手選手らが19日、自主トレを行う鳴尾浜で、元陸上選手で主に400メートル障害で活躍した陸上講師・秋本真吾氏(35)の指導を受けた。2016年秋から継続してきた「秋本塾」がまたも開講した形だが、若虎たちが秋本氏の掲げる「ランニングメソッド」を会得しつつあるのと同様に、秋本氏もまた「野球選手」というものを深く理解しつつある。

 伝えたことをすぐに自分の体で表現する力、もともと持つ体の強さも、飲み込みの速さでも、目を見張ることばかりだという。今季のD3位・島田海吏外野手(上武大)は陸上経験もあり、中学生時代には“9秒台男”桐生祥秀より先着したと経歴を持つが、対面した秋本氏は「藤浪さんもそうですが、陸上をやっていてもそれなりの選手になっただろうなという選手が、やはりプロ野球選手にはいっぱいいる。もう身体能力に関してはみなさん素晴らしい」と改めて驚いていた。

 その半面、野球選手だからこその癖にも気づき始め、新しいアプローチで改善できないかと試みている。この日、北條、高山の2人に指導したのは盗塁を狙ってリードする際の姿勢だった。グッとお尻を突き出して構えるのは、秋本氏から見れば「守備の延長で考えてしまっている」といい、スタートで腰がグッと入らないという。そこで新しい“構えすぎない構え”を提案し、高山らとともに別で指導している荻野(ロッテ)や荒波(DeNA)にも伝えた。

 「帰塁の関係もあるので僕には分からない範囲でしたが、聞いても『全然それは気にならない』ということでした。今年は盗塁のスタートする瞬間の構えは変わってくると思う。これまで野球界の定説というか、こういうふうに構えないといけないみたいなところを、うまく陸上のメソッドが入ることによって変えていけたら面白い」

 互いにリスペクトし合い、密に連携を取りながら「走塁革命」を進めていく。金本監督は連覇を許した広島に走り負けないため1軍ベンチ入りメンバーに代走枠を「2」設けるプランも温めている。若虎の俊足が完成するまでの間だけでも…いっそのこと秋本氏がそこへ立候補してくれたら面白いのに、と夢を見てしまう。(長友孝輔)

  • 臨時コーチを務める秋本真吾氏(左)の指導を受ける阪神・北條
  • 臨時コーチの秋本真吾氏の指導を受ける阪神・島田海吏ら
  • 臨時コーチの秋本真吾氏の指導を受ける阪神・島田海吏
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