昨季の京セラドームでの開幕戦でお願いした星野監督とのツーショット写真
2002年3月、巨人戦でガッツポーズする阪神監督時代の星野さん
2003年9月、広島戦で右越えサヨナラ打を放った赤星を抱きしめる星野さん ギャラリーページで見る 珍しくアラームが鳴る前に目が覚めた。まだ外は真っ暗だ。時計を見ると午前4時すぎ。一度寝入るとアラームに起こされるまで爆睡するのが常なのに、不思議な気がした。ふとスマホを開くと、その訃報が目に飛び込んできた。
「うそうそうそ。そんなのいやだ。いやだいやだ。信じたくない」
思わずそうツイートして、そこからまんじりともせず朝を迎えた。何かの間違いであってほしい…そう願っているところに楽天関係者の方からLINEをいただき、それが事実だと知らされた。
いまだに信じられない。12月1日、野球殿堂入りを祝う会ではそんなご病気されているなんて、みじんも感じられなかった。乾杯までのごあいさつが40分ほど続いたけど、椅子を勧めるホテルの人を制して、ずっと壇上に立って聞いてらした。背筋をピンと伸ばして。
約1000人ものお客さまが来られていたから、とてもご本人とはお話できないだろうなと思っていたら、たまたま中座されたときに傍を通られた。
「今だ!」とばかりに腕にしがみついて引き止めると、わたしの姿をまじまじとごらんになってひとこと、「俺ら、ハロウィンやな」。そうおっしゃってガハハと笑われた。監督はタキシード、そしてわたしは着物だったのだ。この日のために星柄の帯に星柄の草履を新調して。「監督をお祝いしたくてオシャレしてきました」と言ったら、優しく「そうかそうか」と目を細められた。こんなとき、お父さんの顔になる。