2017.12.8 13:00

【球界ここだけの話(1113)】DeNA・石田、筒香のイズムを引き継ぐ男 中心選手としての“帝王学”受ける

【球界ここだけの話(1113)】

DeNA・石田、筒香のイズムを引き継ぐ男 中心選手としての“帝王学”受ける

特集:
筒香嘉智
サンスポ記者の球界ここだけの話
クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第5戦で先発し、1回2失点で降板したDeNA・石田(中央)

クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第5戦で先発し、1回2失点で降板したDeNA・石田(中央)【拡大】

 「一番悔しいのはアイツなのにベンチで声を出したり、バットボーイからバットを預かりベンチに片付けたりしていた。チームのために行動していた。その姿を見て感じるものがありました」

 DeNAが広島を破り、19年ぶりの日本シリーズを決めたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦(マツダ)後、主将の筒香が語った「アイツ」。先発を任されたが本調子ではなく、1回2失点で交代を余儀なくされた左腕、石田のことだ。

 石田は第1戦でも先発したが5回3失点。降雨コールドゲームとなり、敗戦投手となっていた。第5戦は思うところがあってのマウンドだったが結果は前述の通り。降板後、石田は押し寄せる屈辱感を胸にしまい込みチームのために動き続けた。

 「筒香さんにいつも、『誰がどこで見ているか分からない』といわれていました。自分は今年、開幕戦を任せてもらってそういう投手は下を向くべきではないと自分でも思っていました。マイナスの人間がいるとチームに悪い影響を与えてしまいますから」

 3年目だった今季、ラミレス監督からエースに指名され、初の開幕投手も務めた。これからチームの看板投手になっていく存在としての自覚も芽生えた。主将の筒香と何度も食事をともにし、中心選手としての“帝王学”を学んだ。

 筒香が繰り返し力説していたのは「チーム全員が同じ方向を向く」ということ。石田はマウンドを降りてもチームのためにできることを体現したのだ。エースの自覚を持って-。

 「今永、浜口がいるなかで自分が目標にならないといけない。2人の上にいる僕が背中を見せないといけないと思う。もともと率先して先頭に立つタイプではないんですけど、若い投手が増えたし、やらないといけない」

 自分と同じ先発左腕で後輩の今永、浜口へのイズム継承を意識し、「来年以降も続けないといけない。そうすればチームはいい方向にいくと思う」と自らの責任を口にした。若手中心のチームに存在する、確固たる“芯”。DeNAには見えない強さがある。(湯浅大)

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