2017.12.2 15:15

【球界ここだけの話(1107)】契約更改交渉はお金だけではない 王者ソフトバンクの選手は施設の改善点や思いを球団に要望

【球界ここだけの話(1107)】

契約更改交渉はお金だけではない 王者ソフトバンクの選手は施設の改善点や思いを球団に要望

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
ベテラン、五十嵐は1日の契約更改交渉でバッティングルームの拡張を球団に提案した

ベテラン、五十嵐は1日の契約更改交渉でバッティングルームの拡張を球団に提案した【拡大】

 プロ野球は契約更改に注目が集まる季節だ。選手会の要望が受け入れられ、このオフから事前に金額を提示して交渉に臨むルールとなった。12月に入り、ソフトバンクも1軍クラスの契約がスタート。交渉時間が短くなることも予想されたが、そうではなかった。ある程度の経験を積んだ選手たちは時間をかけてフロントと向き合う。チーム最年長の五十嵐亮太投手(38)は約1時間の交渉を終えて、内容を打ち明けた。

 「契約のことは代理人も話していますし、サインしただけという感じです。1年間ブルペン(中継ぎ)でやって、どう感じていたか、という話や、施設をよりよくするためにどうしていくか。楽しく話ができました」

 契約更改交渉は査定だけでなく、選手が日ごろの思いや球団への要望を伝える場でもある。三笠杉彦球団統括本部長は「実現できるかどうかはともかく、とりあえず何でもいってもらうようにしている」と扉を開いており、12月1日だけでも多彩な意見が集まった。

 五十嵐はまずブルペン陣の充実ぶりを伝えると、「自分は打者じゃないけど」と前置きした上で、「ベンチ裏のバッティングルームなどがもう少し広くてもいいのではないか」と提案した。代打で出場する野手の準備について、米球界での経験も踏まえた意見だという。

 今季後半は筑後市の選手寮から1時間をかけて通った上林誠知外野手(22)は、ナイター後のヤフオクドーム近隣ホテルの宿泊を認めてもらえないかと要望した。今季前半は認められていた措置。体調管理の面で大きな差はあったようだ。

 自身は退寮したが「これからの若手のためにも」と進言。福田秀平外野手(28)は「控え選手の準備の難しさ」を伝えた。同本部長は「総合的に判断します」と検討を約束した。契約更改のメーンが金額であることは変わらないが、各球団の選手のユニークな考えにも注目だ。(安藤理)

  • 1日の契約更改終了後、車に乗りポーズを決めるソフトバンク・上林
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