2017.11.20 13:00

【球界ここだけの話(1095)】阪神・原口が捕手再挑戦 「あの場に居られなかったことが悔しくて仕方がなくて…」

【球界ここだけの話(1095)】

阪神・原口が捕手再挑戦 「あの場に居られなかったことが悔しくて仕方がなくて…」

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
秋季キャンプで捕手の練習に励んだ阪神・原口

秋季キャンプで捕手の練習に励んだ阪神・原口【拡大】

 厳しいオフになる。当然だ。打つことを期待され、打てなかったのだから。どうすればチームの力になれるのか-。悩み考え抜き、阪神・原口文仁捕手(25)は「捕手再挑戦」を志願した。

 一塁へコンバートされたのは3月のオープン戦からだった。「捕手でも一塁でもどちらでも、僕は打たないと試合に出られないんです」と自らに言い聞かせていたが、最終的に残った数字は打率・226、6本塁打、25打点。シンデレラストーリーをつむいだ2016年から大きく下げた。

 ポジションどうこう以前に、本来の打撃を取り戻せず終わった。ベンチを温め続けて迎えた8月中旬には、16年4月に支配下再登録を勝ち取って以降、初の2軍降格を経験した。

 「鳥谷さんの2000安打のときも、最後(CS敗退時)も。あの場に居られなかったことが悔しくて仕方がなくて…」

 ここからはい上がる道の険しさは誰より知っている。だが、1軍でチームメートと交わすハイタッチの快感も知ってしまった今、ジッとしては居られなかった。チームの力になりたい、なれるという思い。そして、何としても生き残る覚悟で、また扇の要を目指すと決意した。

 シーズン中から右肩の状態は良好だった。試合前の練習では自分を試すかのように三塁の守備位置から一塁へ、低く強い送球を繰り返す姿があった。シートノックでのスローイングにも力強さが戻っていた。

 11月2日から19日まで、高知・安芸市で行われた秋季キャンプで再びマスクをかぶったが「前半は下半身が思うように動かなかったんですが、後半は体も絞れてきて、自分の中で動ける感覚があった」と振り返ったように捕手としての動き、感覚を取り戻す作業に追われた。ここから来年2月のキャンプまでに、以前の姿以上の「捕手・原口」にならなくてはならない。

 金本監督はキャンプ後も「まあ、どうしてもやりたいって言うからね。そういう自分の生きる道を考えてきたけど、まあ『チャレンジするならチャレンジしなさい』ということで」と静観の構えを崩さなかった。原口としては使わざるを得ないほど打ち、盗塁阻止でも明確な結果を示さなくては、道はない。打って、捕って、止めて、刺すために-。やることだらけのオフが始まっている。(長友孝輔)

  • 捕手再挑戦の阪神・原口。スローイングに手応えをつかんでいる
  • 捕手再挑戦中の原口
今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. 阪神
  5. 【球界ここだけの話(1095)】阪神・原口が捕手再挑戦 「あの場に居られなかったことが悔しくて仕方がなくて…」