2017.11.18 13:05

【球界ここだけの話(1093)】ソフトB・内川、再出発へ刺激的な出会い 九州豪雨の被災地で公開授業

【球界ここだけの話(1093)】

ソフトB・内川、再出発へ刺激的な出会い 九州豪雨の被災地で公開授業

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サンスポ記者の球界ここだけの話
九州豪雨の募金活動を呼びかける(右から)ソフトバンク・長谷川勇也、内川聖一、川崎宗則、楽天・梨田昌孝監督、ソフトバンク・工藤公康監督、楽天・久保裕也、岸孝之、銀次 

九州豪雨の募金活動を呼びかける(右から)ソフトバンク・長谷川勇也、内川聖一、川崎宗則、楽天・梨田昌孝監督、ソフトバンク・工藤公康監督、楽天・久保裕也、岸孝之、銀次 【拡大】

 山肌は削れ、堤防は決壊、崩れたままの家屋も目立つ。災害の爪痕を目に焼き付けながら車を運転した2人は、予想を上回る少年少女のパワーに圧倒された。ソフトバンクの内川聖一外野手(35)と長谷川勇也外野手(32)が17日、7月の九州豪雨で大きな被害を受けた福岡・東峰村を訪問。小中一貫の「東峰学園」の生徒たちと出会った。約1時間の触れ合いを終え、内川は感慨にふけった。

 「毎回思うけど、逆に僕たちが歓迎してもらって勇気をもらいます」

 今回のような活動に積極的な2人だが、この日はいつも以上に驚いた。長谷川は真顔で目を丸くする。「びっくりしました。いや、本当に」。理由は「夢の実現」をテーマとした講演での子供たちからの質問のレベルの高さだ。小5の生徒の「体重維持のために何を食べればいいの」という問いに始まり、中学生から「試合に向けて気持ちを高めるには」と、子供とは思えない専門的な質問が続いた。

 最後は「2人にとって野球とは」と核心を突かれた。「うーん、深いなあ。答えにならないかもしれないけど…」。長谷川はうなりながら野球人生を振り返り、過去の努力の背景や両親への感謝の気持ちなどを真剣に語った。様子を見た内川が「内川聖一や長谷川勇也という人間をつくってくれたものかな」とまとめて拍手を集めたが、終始圧倒されたままだった。

 長谷川は「本当に意識が高い。帰り道で答えを考えてしまう」と振り返ると、内川も「野球選手としてどうすべきか、もう一度考えさせられるきっかけ」とかみしめた。同校で定期的に行われる保護者や地域住民を集めた「公開授業」。講師役の2人も一緒に学ぶ時間になった。

 日本一を達成しての訪問は格別だ。反響を実感し、来季の連覇を約束した。日本シリーズ後の休息で太ったことも明かした2人だが、歓喜の余韻からも目を覚まされてしまうような1日。再出発へ、刺激的な出会いだった。(安藤理)

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