2017.11.14 13:00

【球界ここだけの話(1089)】巨人D8・湯浅、日常生活にも染みついた「機動破壊」の精神

【球界ここだけの話(1089)】

巨人D8・湯浅、日常生活にも染みついた「機動破壊」の精神

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
巨人・吉武スカウト(左)と握手する、高崎健康福祉大高崎高・湯浅大内野手

巨人・吉武スカウト(左)と握手する、高崎健康福祉大高崎高・湯浅大内野手【拡大】

 「機動破壊」の精神は日常生活にも染みついている。巨人からドラフト8位指名された高崎健康福祉大高崎高・湯浅大内野手(17)が9日、群馬・高崎市内で仮契約を結んだ。印象的だったのは仮契約後の囲み取材中に起きた、ある出来事だった。

 取材の冒頭。本紙記者の横にいた記者が、ノートに挟んでいた書類を落としてしまった。ヒラヒラと舞った書類が床に落ちた瞬間、湯浅がスッと拾い上げて「どうぞ」と手渡していた。17歳の高校生が見知らぬ記者に囲まれて緊張するであろう場面。しかも、質問に答えながらみせた素早い行動に驚いてしまった。

 担当スカウトが評価したのも、湯浅の高校生離れした判断力にあったという。「(塁上にいて)投球がワンバウンドになった瞬間にスタートを切っている。何より判断が早くて的確。高校生ではなかなか見ることができない。(視察を重ねる中で)『おっ』と思ったのは、そういった場面でした」と吉武スカウトは振り返る。

 湯浅は50メートル6秒0の俊足が武器の遊撃手だが、部内には自分より足の速い選手がいた。「機動破壊」をテーマに走り勝つ野球を目指す同校では状況判断や、瞬間的な判断力の向上にも努めてきたという。

 仮契約を終えた湯浅は「こういう経験は初めてなので緊張しました。これからだという気持ちになりました。体作りをしっかりとして、けがをしないようにしたい。一日でも早く、1軍でプレーできるようにしたい」と初々しい笑顔をみせた。

 ちなみに「大」という名前には出産予定日より1カ月早く生まれ、「体も心も大きく育ってほしい」という両親の願いが込められているという。仮契約に同席した両親は「体は小さいまま(1メートル72、70キロ)ですけどね」と笑ったが、プロの世界で大化けする可能性を秘めている。(長崎右)

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