2017.11.10 13:00

【球界ここだけの話(1085)】恩師が巨人・高橋監督引き合いに認めた オリ4位指名・本田の誓い「プロで稼いだお金で母と家族旅」

【球界ここだけの話(1085)】

恩師が巨人・高橋監督引き合いに認めた オリ4位指名・本田の誓い「プロで稼いだお金で母と家族旅」

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サンスポ記者の球界ここだけの話
9日、オリックス4位指名の本田(中央)は指名あいさつを受け、中川スカウトグループ長(右)から帽子を被せられた。左は由田スカウト

9日、オリックス4位指名の本田(中央)は指名あいさつを受け、中川スカウトグループ長(右)から帽子を被せられた。左は由田スカウト【拡大】

 10月26日に行われたドラフト会議で神奈川・星槎国際湘南高・本田仁海(ひとみ)投手がオリックスに4位指名され、同校初のプロ野球選手になろうとしている。ドラフト当日には同校を取材。取材を終えると、土屋恵三郎監督(63)が最寄りのJR大磯駅まで車に同乗させてくれた。

 土屋監督は神奈川・桐蔭学園高を30年間指導。甲子園に春夏通算10度導き、今年のドラフトでも西武ドラフト1位・斉藤大将投手(明大)、巨人ドラフト6位・若林晃弘内野手(JX-ENEOS)と3人の教え子がプロから指名された。

 2015年に同校監督に就任し、当時たまたま軟式中学の試合を見学していたところ、目にとまったのが本田だった。車中では星槎国際での教え子“1期生”となった本田の当時のことを語ってくれた。

 「試合を見たけど最初の印象は全然だった。ルールも知らんし。だけど話してみると野球が好きなんだなって」

 入学時は直球は125キロ前後しか出なかった右腕。土屋監督の助言でスリークオーターからオーバースローにフォームを変えるとスピードがぐんぐん上がり、3年の春季神奈川大会ではチーム初の4強に導き、夏には149キロを計測した。

 なぜ無名だった選手がここまで伸びたのか-。土屋監督は「真面目で素直な子。初めてあったときから変わらない」と野球に向き合う真摯(しんし)な姿勢を評価。「由伸も同じだった。決して偉ぶらない。人の話を素直に聞くから伸びた」と教え子でもある巨人・高橋由伸監督を引き合いに出し、その“素質”を認めた。

 本田は指名当日の会見で1つの誓いを立てた。

 「プロで稼いだお金で、母と2人で家族旅に行く」

 幼少から女手ひとつで育ててきた母・もえみさんは、愛息が誓った言葉に涙を浮かべ、うなずいた。母に感謝の思いを語り、会見でも本田の真面目で素直な心はうかがえた。恩師に、そして母に、プロで活躍し恩返しする。(横山尚杜)

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