2017.11.4 14:35

【球界ここだけの話(1079)】ソフトバンク・中村晃の涙がこぼれたポストシーズン 選手とファンつながる瞬間は最大の魅力

【球界ここだけの話(1079)】

ソフトバンク・中村晃の涙がこぼれたポストシーズン 選手とファンつながる瞬間は最大の魅力

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
ソフトバンク・中村晃は10月20日のCSファイナルステージの楽天との第3戦で右翼席に決勝2ラン。この後、感極まった

ソフトバンク・中村晃は10月20日のCSファイナルステージの楽天との第3戦で右翼席に決勝2ラン。この後、感極まった【拡大】

 パ・リーグ独走Vを飾ったソフトバンクと、セ・リーグで広島に14・5ゲーム差も離されて3位のDeNAが対戦する日本シリーズに、もちろん違和感はある。両リーグとも大差がついた今季、関係者の間でも改めてクライマックスシリーズ(CS)制度について話題になった。さまざまな疑問は理解できるが、確かなことは一つ。ファンの熱気のすごさだ。

 パ・リーグのCSファイナルステージ第3戦で決勝本塁打を放ったソフトバンク・中村晃外野手(27)は直後の守備に向かいながら、思わず涙をこぼした。理由が印象的。「終わったと思った。殺されると思った」という不振を乗り越えて感極まったわけだが、涙腺が崩れたのは別の瞬間だった。

 「スタンドをみて、ありがたいなって。こんなに応援してもらっていたんだと思って、うれしかったです」

 普段も満員の中で戦いながら、強烈な感情があふれた。舞台が日本シリーズに移り、選手たちはさらに熱気を感じている。横浜で3試合を終えた柳田は「横浜のファン、熱い。ファンの後押しって大きいなって思った」と振り返った。19年ぶりの日本シリーズ開催で、異様な盛り上がり。セ・リーグの経験が長い達川ヘッドコーチも「こんな横浜は初めて。(プレーに)影響は絶対にある」と驚きながら、「逆に福岡では、相手の守備に焦りがみられた部分もあった」と付け加えた。

 ヒーローインタビューで、ほとんどの選手が口にする。「ファンの声援のおかげです。あしたも力をください」。あまりに定番で、ときには形式的な儀礼にみえてしまう場面。大舞台を経験した選手の言葉は心からのものだろう。143試合のシーズンに対し、10試合前後のポストシーズン。短期決戦の独特の緊張感はもちろん、選手とファンがつながる瞬間は最大の魅力だ。(安藤理)

今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. ソフトバンク
  5. 【球界ここだけの話(1079)】ソフトバンク・中村晃の涙がこぼれたポストシーズン 選手とファンつながる瞬間は最大の魅力