貯金を「17」積み上げても、優勝した広島に10ゲーム離された。頑張って2位になってもCSファーストステージであっさり終戦。DeNAが戦うシリーズを悔しい思いで眺めるしかなかった。敗者でしかない現実。屈辱からの再出発。キャンプインと同時に、金本監督が着手を宣言したのは「虎投改革」の4文字だった。
「岩崎はもう一度、先発に戻す構想はあります。条件付きですけれど」
投手陣の役割分担の再編を問われた指揮官の回答によどみはなかった。
「60試合クインテット」。虎の躍進を支えた象徴的存在が桑原(67試合)ドリス(63試合)マテオ(63試合)高橋(61試合)、そして66試合を投げた岩崎の5人だ。
今秋はメンテナンスも兼ねて鳴尾浜で調整する左腕を再び先発に。理由は先発陣のコマ不足。フル回転すべき藤浪、岩貞が今キャンプで再出発を期している時点で、先発は改革のターゲットになる。
「代わりができる左(の中継ぎ)が現れたら。さらに、岩崎がリリーフでの球威で100球近く投げられるかどうか。トライさせます。ただ、いくら100球投げられても、リリーフがいなかったら、やっぱり岩崎には悪いけれどもう一回行って、となる」