2017.10.29 13:00

【球界ここだけの話(1073)】阪神・矢野2軍監督誕生で“打てる捕手”が育つ 現役時代から定評の読みで正捕手問題解消へ

【球界ここだけの話(1073)】

阪神・矢野2軍監督誕生で“打てる捕手”が育つ 現役時代から定評の読みで正捕手問題解消へ

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サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神・矢野2軍監督。虎戦士の打撃向上も期待される

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 掛布2軍監督(現オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー=略SEA)ら、この2年間の金本阪神を支えたファームの指導者が数人去り、来季に向けて新たな監督・コーチ人事が発表された。矢野2軍監督、今季限りで引退した新井、安藤が育成コーチに就任し、鳴尾浜を任されることになった。

 気になるのはファームの打撃コーチが1人減ということだ。今季は今岡前2軍打撃兼野手総合コーチと浜中打撃コーチに加え、連日の“掛布塾”で若虎たちの成長を助けてきたが、2018年のファームで打撃という肩書がついたのは浜中コーチしかいない。

 高野球団本部長は「打撃が浜中コーチだけで1人減りますが、矢野2軍監督は打撃部門も見られるので。打撃に関しては(育成担当の)新井育成コーチにも加わってもらいます」と説明した。現役時代の矢野2軍監督といえば、2003年は126試合で打率・328、14本塁打、79打点の成績を残してセ・リーグ制覇に貢献し、下位打線の中で抜群の存在感を発揮した。

 球団がその指導力に期待するのも理解できるが、個人的にはいち打撃コーチとしてというより、捕手ならではの配球の読み、観察眼などの感覚を生かした打てる捕手が育つ可能性も大きいと思う。一方、みやざきフェニックス・リーグに参加中で、来季から1軍のバッテリーコーチに就任する山田2軍バッテリーコーチは新たなポジションで楽天での1軍バッテリーコーチ時代に独り立ちした嶋を引き合いに出して、「勝てる捕手」の育成を熱く語り、梅野ら捕手陣にはノルマとして先発マスク100試合を求めた。

 「僕はまず守り」と守備力の向上が大前提と話したものの、同時に「セ・リーグは投手が打席に入るから、打撃も意識を持って取り組んでもらえたら。理想は広島の会沢くん(今季106試合出場、打率・275)かな。最後は打力と守りが必要になってくる」と捕手陣の攻守両面での成長に期待した。

 いまだ固定できていない正捕手の座を梅野、坂本、岡崎らが虎視眈々と狙う。現役時代、マスク越しに計算を巡らせた矢野2軍監督の“二刀流”が虎の長年の課題を解消するかもしれない。(新里公章)

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