2017.10.26 13:00

【球界ここだけの話(1070)】“世界一請負人”として期待されるダルビッシュが自分の仕事に徹する「極めるということはないですから」

【球界ここだけの話(1070)】

“世界一請負人”として期待されるダルビッシュが自分の仕事に徹する「極めるということはないですから」

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
練習するドジャース・ダルビッシュ=ドジャー・スタジアム(撮影・リョウ薮下)

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 間もなくドラフト会議が開かれる。今年も将来有望な夢のある選手がプロ入りを待つ。今から12年前、ダルビッシュ有投手(31)は日本ハムに入団。そして今、世界最高峰の舞台、米大リーグ・ワールドシリーズ(WS)でドジャースの一員として第3戦(日本時間28日午前9時開始予定)の先発マウンドに上がる。

 「客観的にみたら(WS出場は)すごいなあ、と思ってますけど、自分がここにいるってなると、特にそういうの(特別な感情)はないです」

 周囲はプレーオフで勝ち進むために獲得した“世界一請負人”としての期待をかける。7月31日にレンジャーズからトレード移籍。ポストシーズンに入っても落ち着いた語り口からは、冷静に自分の仕事に徹する強い意識、集中力の高さがうかがえる。

 「みんな優しかったっていうのもありますけど、全く(チームに溶け込むのは)難しくなかった」。約3カ月を過ごすチームメートとは打ち解けている。それでも、カブスとのリーグ優勝決定シリーズを勝ち抜いても、喜び方には温度差があった。

 「うーん、まあ周りが思っているほど、まだうれしくはないですけど。まだ最後まで終わっていない。前回(地区シリーズ突破のとき)よりもみんな喜んでいるので、去年、特に(リーグ優勝決定シリーズで)カブスに負けていると思うので、その分の喜びはみんなあると思います」

 はしゃぐ仲間とは対照的に笑顔は少なかった。シャンパンファイトも10分未満で、1人だけ先に引き揚げた。

 一昨年に受けた右肘の手術から復帰し「今はトミージョンの前よりいい投球内容。今の方が(術前より)いい投手だと思う。どの仕事も簡単ではない。極めるということはないですから」。野球をすること、投げること、いい球を投げるために何をすればいいか考えること、勝負することが好きなのだろう。ドジャースが29年ぶりの世界一を目指すマウンドで、「ダルビッシュ有」をどう表現するのか、楽しみだ。(山田結軌)

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