2017.10.21 13:00

【球界ここだけの話(1065)】ソフトバンク・工藤監督が円陣で声かけ役 楽天に2勝されてもナインが明るかった舞台裏

【球界ここだけの話(1065)】

ソフトバンク・工藤監督が円陣で声かけ役 楽天に2勝されてもナインが明るかった舞台裏

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サンスポ記者の球界ここだけの話
第3戦前、円陣の輪に入り声を出したソフトバンク・工藤監督(中央)

第3戦前、円陣の輪に入り声を出したソフトバンク・工藤監督(中央)【拡大】

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは3位の楽天が先に2勝する意外な幕開け。リーグ優勝のソフトバンクは負ければ崖っぷちに追い込まれる第3戦で競り勝った。試合直前の円陣で、工藤公康監督(54)が気合を入れる声かけ役を自ら担った。

 「みんな、きょうからバカになって盛り上げよう!」

 異例の光景は「吉」と出たが、実はその少し前からナインは明るかった。シートノックの前。鳥越裕介内野守備走塁コーチ(46)が数人の選手に話しかけていた。「声では楽天に負けてないな」「お前は声でも負けてるやないか」。ほかにも、ジョークの中に本気を込めたような発言。次第にベンチに笑顔が増えていった。

 声をかけた相手は先発を外れた明石や上林、逆に突然のスタメンを告げられて緊張気味の城所。いつでも明るい返答ができる川島や福田。誰をリラックスさせればいいのか。誰に話しかければ一体感が生まれるのか。偶然とは思えない人選。試合後、鳥越コーチは「その辺は計算してはいる」と打ち明けた。

 「あとは日ごろの信頼関係。冗談か本気か、選手は理解してくれると信じて言うけどね」

 この日に限らず、絶妙な雰囲気作りが目立つ。「(声のかけ方が)全部正しいかは分からないけど」と話したが、選手からの信頼は厚い。今宮は「当たり前のことを当たり前にできるチームが強いと思う。そういうことを鳥越さんが言ってくれる。自分たちでできるようになっていかないと」とうなずく。

 全力疾走や道具の管理、グラウンド整備、後片付け。鳥越コーチは「いい選手たちです。応えてくれて」と目を細めた。工藤監督の異例の声かけはもちろん、コーチ陣もあっぱれだ。(安藤理)

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