2017.10.19 13:00

【球界ここだけの話(1063)】28歳の藤村が幼少時代からの“巨人愛”貫く 戦力外通告受けて球団職員に転身する道選ぶ

【球界ここだけの話(1063)】

28歳の藤村が幼少時代からの“巨人愛”貫く 戦力外通告受けて球団職員に転身する道選ぶ

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
巨人・藤村大介選手の少年時代

巨人・藤村大介選手の少年時代【拡大】

 「ぼくのゆめはこうしえにでてドラフト1位になって巨人に入だんすることだ。そしてホームラン王ととうるい王になりたい。ぼくはとうるい王にはじしんがある。そして、ぼくのゆめがかなうといいなあ」。巨人・藤村大介内野手は今季終了後に戦力外通告を受け、現役引退を表明した。28歳の若さで幕を閉じた現役生活。小学3年の頃に作文につづった夢をたどる、恵まれた野球人生だった。

 G党だった家族の影響で、少年時代はいつも巨人の帽子をかぶって出かけた。冒頭の作文を書いた翌年、小学4年で少年野球チームに入った。中学卒業後は地元の名門、熊本工高へ。

 3度甲子園に出場し、3年時の2007年春は主将として4強入りに導いた。同年秋に高校生ドラフト1巡目指名を受け、巨人に入団。4年目の11年に28盗塁で盗塁王に輝いた。『ホームラン王』こそ叶わなかったが、作文に記した物語を実現させた。

 だが、プロの世界は甘くなかった。「期待して使ってもらっていたのに、結果を残せなかった」とその後は伸び悩んだ。若い頃は当たり前のように用意されていた2軍戦の出番も、年下の選手に優先されるようになった。「焦りは年々強くなりました。それを自分の力に変えられなかった」。最近3年間は故障もあり、1軍出場は16年の5試合のみ。今月7日のファーム日本選手権(宮崎)に出場後、ついに戦力外を告げられた。

 現役続行も検討したが、1週間悩んだ末に「トライアウトを受けて新たなチームでプレーできるかは分かりませんけど、巨人のユニホームを脱いで、違うチームにいる自分の姿を想像することができませんでした」と幼少時代からの“巨人愛”を貫き、球団職員に転身する道を選んだ。

 「まだやれると思っていただいた方には申し訳ないです。でも、全力でやり切りました」

 夢を叶え、プロの世界で酸いも甘いも味わった藤村。次のステージでも夢を見つけ、叶えてほしい。(谷川直之)

  • 巨人・藤村大介内野手の少年時代
  • 巨人・藤村大介内野手の作文
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