2017.10.11 08:00(1/2ページ)

【佐藤春佳のスポーツブレーク】ヤクルト・今浪、波瀾万丈だった現役生活

【佐藤春佳のスポーツブレーク】

ヤクルト・今浪、波瀾万丈だった現役生活

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佐藤春佳のスポーツブレーク
今浪は明大時代から使い続けてきた久保田スラッガー社のグラブを手に現役生活を振り返った

今浪は明大時代から使い続けてきた久保田スラッガー社のグラブを手に現役生活を振り返った【拡大】

 玄人好みのプレーと、真顔にジョークを忍ばせる『今浪節』。“クセになる”独特の存在感を持った野球選手だった。

 現役引退から1週間。日本ハム、ヤクルトで活躍した今浪隆博内野手(33)は各所へのあいさつ回りに忙しい。「楽になった感じもあるし、自分で“引退しました”と言うのに言葉に詰まる感覚もあった。でも、今はすっきりしています」

 今季は薄氷を踏む日々だった。古傷の右膝痛に加え、2月に発症したヘルニアによる腰痛も再発。それが回復して試合に出ると、今度は昨年8月に発症した甲状腺の病気「橋本病」の症状が牙をむいた。

 朝起きると両目や手足がパンパンに腫れ上がり、指も腫れて腕時計が手首まで通らなかったこともある。辛かったのは、甲状腺ホルモンの分泌が低下するために起こる抑うつ症状。「誰ともしゃべりたくない、放っておいてほしい…。みんなに気をつかわせるし、首脳陣も使いづらいだろうな、と思うと余計辛かった」

 検査を受けても血液の数値は正常値内。橋本病は女性に多いうえ、トップアスリートの症例はほとんどない。プロの運動量や試合での緊張感や重圧などの影響は、医学界でも未知だった。「来年があるとは考えていなかった。最後の方は1打席1打席、これが最後と言い聞かせていました」

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