2017.10.3 14:00

【球界ここだけの話(1047)】引退決意の相川が巨人に数字以上の功績残す 危険球退場の畠には真っ先に駆け寄るなど若手をフォロー

【球界ここだけの話(1047)】

引退決意の相川が巨人に数字以上の功績残す 危険球退場の畠には真っ先に駆け寄るなど若手をフォロー

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サンスポ記者の球界ここだけの話
巨人・相川

巨人・相川【拡大】

 巨人・相川亮二捕手(41)が今季限りでの現役引退を決意し、親しい関係者に伝えていることが分かった。横浜(現DeNA)、ヤクルト、巨人の3球団で活躍した現役最年長捕手が、マスクを脱ぐ決断を下した。

 2014年オフに「最後まで一線で勝負がしたい」と、定位置争いの機会を求めて巨人にフリーエージェント(FA)移籍した。巨人での出場試合数は15年が40試合、16年が37試合、17年が28試合(10月2日現在)。年々減少したが、巨人に残したのは数字以上のものがあった。

 今年1月、サイパンでの自主トレには当時育成選手の青山、田中貴が同行した。「彼らの方から『教えてください』と聞いてきた。信じられる? 自分が彼らの年齢の時は、一回りも年上の選手に声をかけられなかった」。若手の貪欲な姿勢に胸を打たれ、技術や経験を惜しみなく教えた。青山、田中貴は今季、支配下選手登録を勝ち取っている。

 ベンチでも、その姿勢は変わらなかった。小林や宇佐見がプレーしやすいようにと技術面、精神面でアドバイスを送り続けた。今季、宇佐見が初先発したときには、阿部とともに自分たちの初先発当時を振り返りながら「ずっと緊張しておけ」と助言。宇佐見は「その言葉のおかげで我を忘れなかった」と感謝した。

 クライマックスシリーズ進出を争う最中の9月30日の阪神戦(東京ドーム)では、畠が一回に頭部死球で危険球退場した。わずか4球での緊急降板。ぼう然とした表情でベンチ裏に引き揚げる新人右腕に、真っ先に駆け寄ったのが相川だった。

 野球に取り組むストイックな姿勢は若手にも好影響を与えていた。球団も高く評価しており、現役続行の道もあったが、自ら身を引く決断を下した。今後は未定だが、いつか指導者としてユニホームを着る姿をみたい。(長崎右)

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