2017.9.30 13:00

【球界ここだけの話(1044)】オリックス・小谷野&中島の深夜の品評会 共通点は深い深い野球愛

【球界ここだけの話(1044)】

オリックス・小谷野&中島の深夜の品評会 共通点は深い深い野球愛

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サンスポ記者の球界ここだけの話
小谷野(左)と中島

小谷野(左)と中島【拡大】

 オリックスの“ベテラン”勢の絆は強い。小谷野栄一内野手(36)が「ナカジ」と呼び、中島宏之内野手(35)は「栄ちゃん」と慕う。学年は小谷野の方が2つ上。それでも、小谷野は「栄ちゃんと呼ばれても、全然問題ない。ナカジの人柄だろうね」と笑みをたたえる。

 ともに2014年オフに他球団から移籍。チームの主力として、若手の手本になってきた。周囲に好影響を与える2人の共通点は深い深い、野球愛だ。象徴的なエピソードがある。

 今年の遠征中のこと。小谷野がナイターの試合後、選手宿舎の自室で大好きなレモンチューハイを飲んでいると、突然、訪問者が-。中島だった。手にはバットを持っていた。

 「栄ちゃん、ちょっと見て」

 何の前触れもなく、素振り品評会が始まる。「いまのいいんじゃない」。小谷野は真剣な表情で答え、続ける。「じゃあ、俺はどうなってる?」。チーム最年長の先輩もホテルの部屋には、いつでもスイングできるよう、バットを持ち帰っている。遊びじゃない。動画撮影まで行い、意見を交換し、互いに汗だくになるまで振った。気付けば、時計の針は午前3時を指していたという。

 中島が「時計見たら、えらい時間やって。『あしたデーゲームやのにやばい』って。2人とも本当に野球が好きなんやろうね」といえば、小谷野も「真剣だから楽しい。それに、ナカジはあれだけ実績を残してきているのに、俺みたいな選手の意見も聞こうとしてくれる。そういうところは本当に尊敬できる」と思い返す。

 今季はともに、打線の中核を担い、シーズンの規定打席にも到達。年齢的にはベテランの域に入っているが、両者は「ベテランとは言わないでほしい」とほほえむ。確かに、野球への情熱は若かりし頃と何ら変わっていないからだろう、と腑に落ちる。(小松真也)

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