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【二十歳のころ 大野豊氏(4)】涙のデビュー乗り越え“江夏道場”で開花

【二十歳のころ 大野豊氏(4)】

涙のデビュー乗り越え“江夏道場”で開花

特集:
二十歳のころ

 21歳の1977年3月に広島と契約し、5月から2軍戦で投げて3勝1敗。8月に1軍に呼ばれました。しかし、なかなか試合で投げさせてもらえません。ようやく巡ってきた9月4日の初登板(対阪神、旧広島市民球場)で強烈なプロの洗礼を浴びました。

 出番は2-12の八回。先頭の島野育夫さんに中前打を許し、同い年の掛布雅之は遊邪飛に打ち取ったものの、2連打で1点を失い、佐野仙好さんの右前打で満塁とされた後、片岡新之介さんに本塁打を浴びました。さらに2者連続で四球を与え、1死を取っただけで5失点で降板です。

 しかも、この試合は故郷の島根から後援会の人たち50-60人がバス2台をつらねて、球場まで応援に来てくれていました。試合前に後援会長が古葉竹識監督にあいさつすると、監督は「大野を投げさせる予定はない」と言ったそうですが、思わぬ展開に投げさせてみようとなったのでしょう。最初は「羽ばたけ」と書かれた横断幕を掲げて応援してくれていましたが、打たれるたびに横断幕の位置がだんだん下がっていきました。

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