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【佐藤春佳のスポーツブレーク】ヤクルト・石川は気高き「一本松」

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ヤクルト・石川は気高き「一本松」

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佐藤春佳のスポーツブレーク

 しなやかな投球フォームに、「柳に雪折れなし」という言葉が浮かぶ。存在感という意味では「柳」より、枯れ野に悠然と立つ「一本松」というべきだろうか。

 「この時期に下にいるのは初めて。ふがいない思いはあるけど、辞めるのは簡単ですから」

 ヤクルト・石川雅規投手は、2軍の埼玉・戸田球場で早くも来季へ歩み出している。まず体のメンテナンス。オフは従来のトレーニングに加え、さらに体を鍛え上げる準備を進めているという。

 4勝14敗。5月18日の巨人戦を最後に15試合勝ち星なく、セ・リーグでは56年ぶりという11連敗のままシーズンを終えた。チームも歴史的な低迷を続け「こんな姿を見せたくないとか、正直つらい思いはあった」と吐露する。それでも「(現状から)絶対に逃げたくない」と言い切った。

 2002年のプロ入り以来、大きなけがは昨季の左ふくらはぎ痛だけ。生命線である肩や肘の故障は一度もない。例年故障者が続出するヤクルトにおいて、16年連続20試合以上登板の左腕は唯一無二の存在だ。石井弘寿投手コーチは「練習の姿勢、理にかなった投球フォーム。石川の存在そのものが戦力であり、素晴らしい教科書」と話す。

 身長1メートル67の左腕は子供の頃から、『体全体を使って球に力を伝える方法』と向き合ってきた。「この世界は無差別級。体の大きい人が絶対に有利。でも、僕は大きい人より“工夫”している自信はあります」

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