2017.9.19 13:00

【球界ここだけの話(1033)】活躍光る巨人D2・畠の言葉にハッとさせられた 阿部の通算2000安打達成年に「Bクラスで終わるわけにはいかない」

【球界ここだけの話(1033)】

活躍光る巨人D2・畠の言葉にハッとさせられた 阿部の通算2000安打達成年に「Bクラスで終わるわけにはいかない」

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サンスポ記者の球界ここだけの話
2日のDeNA戦、好投の畠はベンチに引き揚げる際、阿部に声をかけられて笑みがはじけた

2日のDeNA戦、好投の畠はベンチに引き揚げる際、阿部に声をかけられて笑みがはじけた【拡大】

 取材をしていると、ハッとさせられる言葉に出会うことがある。すでに6勝を挙げ、巨人の先発の4本目の柱としての活躍が光るドラフト2位・畠世周投手(23)=近大=と話していると、そんな機会が多い。

 8月に阿部慎之助内野手(38)が球団生え抜きでは5人目となる通算2000安打を達成した。そこで畠が口にした言葉が印象的だった。

 「そんな年にBクラスで終わるわけにはいかないですよね」

 脳裏にはすぐにある名シーンが浮かんだ。2012年のロンドン五輪。競泳の最終種目、男子400メートルメドレーリレーで日本は史上初の銀メダルを獲得した。レース後、松田丈志は「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかない」と言った。個人種目でメダルなしに終わった北島康介のために、という思いでチームは結束していた。思えばあの言葉も、取材エリアでハッとしたものの一つだった。

 畠と松田の思いには、通じるものがある。右腕は「ロンドン五輪は覚えていますけど、そういえば状況は似ているかもしれませんね」と言って、こう続けた。「間近で見ていて、阿部さんの偉大さをすごく感じる。一緒にプレーしていれば、今年はいい結果で終わらないといけないと思うことはとても自然なことだと思うんです」。

 誰かを思う力が選手をより強くする。それは、競技、時代を超えてアスリートに共通する一つの真理なのかもしれない。今季の巨人は負けられない理由が一つ増えた。記念すべき年にはふさわしい成績を-。そんな思いも抱えながら、Gナインは戦っている。(伊藤昇)

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