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【球界ここだけの話(1031)】阪神・安藤は極上に“いい人”だった…胸に刻みます! 虎を去りゆく男たちの言葉を

【球界ここだけの話(1031)】

阪神・安藤は極上に“いい人”だった…胸に刻みます! 虎を去りゆく男たちの言葉を

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サンスポ記者の球界ここだけの話
15日、涙を流しながら引退会見を行った阪神・安藤

15日、涙を流しながら引退会見を行った阪神・安藤【拡大】

 9月。プロ野球の世界では、長いシーズンを戦い抜いたチームが栄光のゴールを決める時期です。と同時に去りゆく男たちが心に残る「言葉」を残して去っていく時期でもあります。

 「安藤優也、引退」

 成績をみれば、やむなし。でも、すごく残念。なぜ、そう思うか? 極上に“いい人”だったから、かな。

 「厳しい言葉もいただきましたけど。後輩たちにはなるべく厳しい言葉はやめてもらって、温かい言葉をかけて、応援してあげてください」

 引退会見のこのワンフレーズ。来たよ、来たよ、ジーンと。

 安藤が全盛時だった2003年、05年を会社内(要するに内勤)で過ごした私。07年以降、間近で接する背番号「16」は絵に描いたような好投手タイプ。抜群の制球だった。でも時々打たれる。いや、意外によく打たれる。そんな感じ。救援起用が増え、ある時期、大事な場面で失敗を繰り返した。

 期せずして始まったのがブーイング。打たれた安藤に、甲子園の360度からヤジが飛ぶ。罵声が加速していき、やがて安藤への交代を告げる場内アナウンスが響いただけで「ブー ブー ブー」。それが、しつこいの、なんの。そこは本拠地ではなく、相手のホームグラウンドの様相。今、思いだしただけでも腹が立つ光景だ。サンスポ紙面のコラムで「あんたら、どこのファン?」と書いたら、私まで、ネット上で袋叩きにあったっけ。

 後に知った事実があった。その頃、安藤のもとに「頼むからずっと2軍にいけ」と記されたファンからの手紙が届いた。私に言わせれば「アホ」としか言いようのない愚行。だが、安藤はその手紙をずっと大事に持っていたのだとか。

 「見返すしかない」

 悔しさを忘れないために、いつもかばんに入れていたそうだ。

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