2017.9.9 13:00

【球界ここだけの話(1023)】ソフトバンク・明石が師匠・井口のいないZOZOマリンで3安打 “独り立ち”の決意は憧れの人にも伝わったはず

【球界ここだけの話(1023)】

ソフトバンク・明石が師匠・井口のいないZOZOマリンで3安打 “独り立ち”の決意は憧れの人にも伝わったはず

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サンスポ記者の球界ここだけの話
ソフトバンク・明石

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 ソフトバンクは8日から今季最後のZOZOマリンでの3連戦に乗り込んだ。普段と少し違うグラウンドの景色に、明石健志内野手(31)はつぶやいた。

 「やっぱ変な感じだな。いつもはちょうどバッティング練習をしているのに」

 あるはずの姿がなかったのは、今季限りで現役を退くロッテ・井口資仁内野手(42)だ。明石にとって、2004年の入団時にダイエーの二塁を守っていたスターで、近年は自主トレに同行させてもらっている。このカードのたびに存在を感じていただけに、寂しそうだった。

 2週間前のヤフオクドームでのロッテ戦の後、うれしそうに1本のバットを抱えて帰りの車に乗った。黒いバットに井口のサインと「8・27」の日付。「これ、きょうの日付入れてもらっちゃった。すごいでしょ」。試合前にお願いして、記念にもらったいう。

 井口は同日の出場を最後に出場選手登録を抹消された。9月24日の引退試合を除く最後の試合が、かつての本拠地だ。しかも投手は盟友の和田で、最後の打席は3球とも真ん中の直球。2安打を放った明石だが、自身のことは頭になかった。

 「和田さん、全部直球だったね。しびれたわ。あの場にいられるなんて、すごいよね」

 しかも、憧れの人の職場だった「二塁」から最後の真剣勝負を眺めた。入団1年目に1軍を経験した明石だが、「そのときにはそんなに話せなかった」と振り返る。翌年から先輩は大リーグに挑戦。井口との自主トレは2013年からだった。「もともと、井口さんがアメリカに行かなかったら頼もうと思っていたんだけど」。日本球界に復帰後、念願の弟子入りが実現した。もらったバットは、野球人生の思い出の品が並ぶ自宅の一角に飾った。

 「和室に大事に飾ってあるよ」

 来年の自主トレについて「どうなるのかな」と首をかしげるが、8日に井口のいないZOZOマリンで3安打を放ってヒーローインタビューを受けた。“独り立ち”の決意は、きっと憧れの人にも伝わったはずだ。(安藤理)

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